2011年04月03日

高槻市バス「幽霊運転手」事件

■概要

同じ日、同じ時間に、日本と中国に同時に存在する一人の人物・・・高槻市役所の公文書上は、市バスを運転しているはずの人物が、労働組合の報告書では、その日、連合高槻の訪中団の一員として、1500kmも離れた中国・常州市を訪れたことになっている。いったい、どちらが本当なのか。バスを運転していたのは、幽霊?

実は、市の公文書のほうに、嘘が書かれていたのです。高槻市バスの労働組合の幹部であるその人物は、労働組合の活動として中国を訪れ、彼が乗務しなければならないバスは別の職員が運転。にもかかわらず、その労組幹部には、勤務したものとして公文書上に記録され、給料もボーナスも、満額支給。市バスを運行する交通部内では、この行為を「代走」と呼んでおり、長年にわたって続けられていました。

他にも、労働組合の幹部だけが、楽なダイヤがあてがわれ、勤務時間中に労働組合活動をすることが黙認され(労組幹部優遇ダイヤ)、違法な職務専念義務の免除(通称「有給職免」)もされていました。

このようなことは、当然、市当局が関与しなければできることではありません。つまり、市役所ぐるみで、給与詐欺ともいえる違法行為をしていたのです。

さらには、「代走」を隠蔽するため、私が情報公開請求した公文書を、交通部トップの山本管理者の指示により、改ざん。その事実が内部告発され、テレビ局のスタッフが山本管理者に詰め寄りましたが、「全くそんなんやっていません。」「言い切ります。」と山本管理者は嘘をつきました。

しかし、ついには改ざんの事実を認めざるをえなくなり、高槻市は記者会見。

高槻市は一定の責任を認め、「幽霊運転手」達は、3年分だけ「代走」した日の給与を返還しましたが、その他については責任を認めず、賠償・返還もしないため、私は提訴。現在住民訴訟で争っています。



▼関連報道

■平成19年09月10日 朝日放送「ムーブ!」



(VTR)

大阪市・・・「お迎えバス」の怪。京都市・・・「幽霊バス」「長距離回送バス」の怪。公営交通に巣食う魑魅魍魎。その正体を追及してきた我々に、新たな情報が。

高槻市バスにも魔物が住んでいる。ムーブ!取材班が入手した内部文書「点呼記録表」。そこに見えてきた魔物・・・それは、「幽霊運転手」。

点呼記録表に記されたある運転手の名前。しかしこの人物は、高槻に、いや日本にもいるはずがない運転手だった。衝撃の内部告発!幽霊運転手の正体とは?そこに潜む怪しい企みとは?またもや噴出した公営交通の深い「闇」。高槻市バスがひた隠す、ヤミ勤務の実態が見えてきた・・・





(スタジオ)

今回は、高槻市バスの「幽霊運転手」の話です。大阪府下で公営バスを運行するのは大阪市と高槻市の2市のみ。高槻市バスは輸送人員1日約5万7000人。市民にとっては大事な足となっています。高槻市バスの2005年の決算は3000万円の黒字。しかし、一般会計から9億円の補助金が出ている。つまり税金がつぎ込まれているわけです。

その高槻市バスで持ち上がった疑惑が「幽霊運転手」。その日、高槻にいなかった運転手が、運転したことになっている。一体誰が運転していたのか。幽霊運転手には給料も支払われていました。ムーブ!のスクープです。



(VTR)

高槻市バスの「点呼記録表」。市民の命を運ぶ運転手達の健康状態や酒気帯びチェックが細かく記されている。1年間の保存が義務付けられている、れっきとした公文書だ。



疑惑・・・居るはずのない運転手。



平成18年6月の点呼記録表。ムーブ!取材班は、7日、8日、9日に注目した。運転手A氏の名前がある。A氏は、高槻市交通部の労働組合の幹部。3日間、ちゃんと所定のバスを運転したと記されている。しかし・・・



高槻市交通労働組合が、組合員向けに発行した機関紙。そこに、A運転手が書いた報告書が載っている。



「第8次訪中団として、6月7日(木)〜10日(土)の4日間、常州市を訪問した。」







中華人民共和国、江蘇省・常州市。点呼記録表ではバスを運転していたはずの、ちょうどその日、A運転手は、連合高槻の訪中団に加わって、遠く中国の地にいたのだ。

大阪・高槻市と中国・常州市・・・1500kmの彼方、2つの場所に、同時に存在する1人の人物。そこには、どんなカラクリがあるのか?本人を直撃した。



停車中のA運転手のバスに乗り込むスタッフ。「これ、組合役員ダイヤですか?」

A運転手「ちょっと、困りますね、ちょっと仕事中なんで。もう。ノーコメントにしといてください。もう。」

スタッフ「あきませんか?」

A運転手(スタッフを遮るように手を振る)「ちょっと、仕事中なんで。もう。」

スタッフ「昨年の6月、中国に・・・」

A運転手「もういいから、あきません。ここじゃ困ります。やめてください。そんなこと、やめてください。」

バスのドアを閉めるA運転手。



高槻の点呼記録と中国訪問の報告・・・いったい、どちらがウソなのか?







(スタジオ)

宮崎哲弥「この人はどこに居たんでしょう?ドッペルゲンガー(同じ人間が2人同時にいるという怪奇現象)というのがありますけどね(笑)。そんなことはありえない。」

関根アナ「どっちかがウソと。」

堀江アナ「どっちかが間違いなんでしょうかね。」

上田アナ「どちらかが間違いなんでしょうか?いやそうじゃなくて、どちらもありえるような話なんです。」



路線バスの運転手については、旅客自動車運送事業運輸規則によって「運行管理者は、乗務する運転手の点呼を行い、その記録を1年残す」と定められている。「乗務する運転手」というのは、当たり前だが、実際に運転した運転手のことで、その名前が記録に残るというわけだ。高槻市バスでは、点呼の際に、酒気帯び検知器に免許証を差し込むことになっており、運行管理者が、運転手の名前を取り違えるということはありえない。

では、どうして中国に居ながら高槻市バスを運転するという「幽霊」のような運転手が出るのか。

今回ムーブ!では、「勤務割出表」という内部資料を入手した。この中にその謎が隠されていた。



(VTR)

高槻市バスには「幽霊運転手」が頻繁に出現する・・・その事実を裏付ける内部資料を、取材班が入手した。

運転手達が、毎日、自分達の勤務内容を確認する台帳「勤務割出表」。ここに無造作に書かれた手書きの文字・・・「代走」。



内部告発者の現役運転手B氏がインタビューに答える。

スタッフ「『代走』という仕事をされたことはありますか?」

B氏「あります。」

スタッフ「『代走』は誰から頼まれるんですか?」

B氏「組合のほうから・・・」

スタッフ「労働組合から?」

B氏「はい。」



高槻市バスの現役運転手B氏は、「代走」とは、組合幹部が組合行事で運転業務を休むときに、非公式に、つまりこっそりと、代わりの運転手にバスを走らせることだと説明する。「代走」は、組合幹部から直接頼まれる。



スタッフ「『代走』はもちろんお金がもらえる仕事なんですね?」

B氏「はい、もらえます。」

スタッフ「どのくらいもらえるんですか?」

B氏「1万円ですね。」

スタッフ「それは1日走って?」

B氏「1日走ってです。」

スタッフ「やってらっしゃる運転手さんとして、どういう感覚ですか?」

B氏「アルバイト感覚ですよね。臨時収入としてお金をもらえるから・・・月収とは別のお金としてもらえますからね。」



「代走」を引き受けた運転手は、労働組合から代走手当てを受け取る。一方、「代走」してもらった組合幹部は、仕事をしていないにもかかわらず、高槻市から正規の給料を受け取る。毎年9億円もの血税を補填してもらっている組織の中で、働いていない職員が、のうのうと給料を騙し取っていたのだ。







市バスに乗り込み組合幹部C氏を直撃するスタッフ。「『代走』というものを頼まれたことってありますよね?」

組合幹部C氏「ええっとねえ、その話については、ちょっと当局を通して、話を聞いていただけます?」



勤務割出表で、代走の依頼を確認できた労働組合の幹部は4人。誰も、我々の取材に答えてくれなかった。



市バスに乗り込み組合幹部D氏を直撃するスタッフ。「『代走』は規則違反では?」

組合幹部D氏「ええっと、そのへんはちょっと、会社というか、当局に聞いてもらえますか?」



労働組合の決算報告書。昨年1年間で「代走」は、のべ80回以上行われたとみられる。常習的な詐欺とも言えるこの行為を、当局は、どこまで知っているのか?



再び内部告発者の現役運転手B氏。

スタッフ「点呼をとる時におかしいという話になると思うんですけど、そうはならないんですか?」

内部告発者B氏「ならないです。」

スタッフ「ということは、当局も『代走』を把握している?」

B氏「たぶん把握していると思います。点呼の時に、『代走誰々』という格好で点呼しますので。」

スタッフ「違法行為であるという認識は、運転手さんとしては?」

B氏「合法とか違法とかいう問題ではなくて、私はアルバイトとして見ています。当局がやっているから正当なことだと思っています。」



(スタジオ)

堀江アナ「市の交通部当局と労組がズブズブということでは?」

勝谷誠彦「ズブズブでしょう。指摘しておくが、点呼記録表に虚偽の名前を書いているとすれば、運行管理者の印鑑も押してあるはずだから、有印公文書偽造・同行使という刑事犯ですね。」



「幽霊運転手」というのは、労働組合の幹部のことだった。

組合幹部が、勤務日に、組合活動をするときに、「代走」として別の運転手にバスの運転を依頼する。「代走」依頼を受けた運転手が実際に乗務を行い、労働組合から1万円程度の日当を受け取る。

高槻市は関与していないように見えるが、点呼記録表には「幽霊運転手」=労組幹部の名前が公式な記録として書かれており、もちろん、市からの給料も、さらには満額のボーナスも、労組幹部に支払われる。この労組幹部は、市から給料を受けながら、労働組合活動を行っていたわけだ。







宮崎哲弥「もし代走の運転手が事故を起こしたらどうなるのか?」

堀江アナ「組合の活動として海外に行ってもいいが、その時は、勤務を休んで、組合から手当をもらうのが普通ではないのか。それをしないということは、組合からも彼に日当が出ているのかもしれない。」



この行為に問題はないのか。近畿運輸局に話を聞いた。



(VTR)

スタッフ「この本人(労組幹部)が頼んで、で・・・」

国土交通省近畿運輸局・黒田唯雄自動車監査官「あ、この方が実際に乗っておられるん?」

スタッフ「そのようなんです。」

黒田監査官「はあ〜・・・点呼対象者が違うということであれば、当然その時点で点呼記録を直しておかなければいけないですからね。先ほど言われましたように、別の方が代走を行うというのであれば、その方に対して点呼を行うべきであって、元の人(組合役員)に、実際は点呼をしていないのに、そういう記載になっているということであれば、『記録義務違反』というものがありますから、その違反になる可能性が高いですね。」

黒田監査官「調査をさせていただいて、それについて法令違反があると認められれば、『行政指導』をしていくということになると思いますね。」



(スタジオ)

行政指導は免れない問題行為であるということだが、さらに、点呼記録表は保存義務がある公文書であり、ある弁護士によると、虚偽公文書作成罪に問われる可能性があるとのことである。また、勤務していない運転手が給料を受け取っていたことについては、詐欺の要件が成立する可能性がある。







市が勤務指示を出しているのは「幽霊運転手」=労組幹部であるが、労働組合は、代走の運転手に日当を払って運転を指示している。もし代走の運転手が事故を起こした場合は、誰の責任になるのか?市なのか労働組合なのか?

代走経験のある運転手は「代走中に事故を起こしたら、運転日報の運転手名を代走者に書き換えられ、責任を負わされたケースがあった。」と語る。



宮崎哲弥「公文書の改ざんですよ。」

勝谷誠彦「偽の文書で事故の保険金を受け取っていたとしたら、詐欺が成立する可能性もある。」

山本譲司「ヤミ専従だ。職員の職務専念義務違反だ。正当な労使交渉であれば、勤務時間中でも許されるが。免除申請や管理が非常にいい加減なのではないか。」

宮崎哲弥「中国に行くのは正当な労使交渉とは違うでしょう。」

関根アナ「代走の運転手は、正規の勤務と代走の勤務を行っているので、長時間労働の可能性がありますから、安全面で不安ですね。」



今回の件について、高槻市交通部にインタビューを申し込んだが、今日9月10日(月)は、議会のため、インタビューをお受けできないとの回答であった。

実は、ムーブ!では、他にも高槻市バスの問題をつかんでいる。



(VTR)

高槻市バス問題・第2弾!(予告)

京都市「幽霊バス」と同じ穴の狢(むじな)

今なお続く、組合役員の優遇ダイヤ

その実態は、明日の放送で!



勝谷誠彦「市バスは大阪府下では大阪市と高槻市だけ。本当に市バスは必要なのか。逆に、こういう奴らのために、赤字でもバスを運行しているのではないのか。」




平成19年09月11日 朝日放送「ムーブ!」



(スタジオ)

 昨日、高槻市「幽霊運転手」問題を取り上げましたが、ムーブ!の放送を受けて、監督官庁である近畿運輸局が、高槻市交通部を呼び出して、点呼記録表に虚偽の記載をしていたこと、いわゆる「幽霊運転手」問題について説明を求めるという展開になったそうです。

 そしてムーブ!が求めていた高槻市へのインタビューも、本日、設定されました。

 事態は急展開を迎えているわけです。



(VTR)

 勝谷誠彦「本当に市バスは必要なのか?」

 宮崎哲弥「事故を起こした場合、これはどうなるんですか?」



ムーブ!コメンテーターが激怒!



 国土交通省近畿運輸局・黒田唯雄自動車監査官「この方が実際に乗っておられるん?」

 スタッフ「そのようなんです。」

 黒田監査官「はあ〜」



監督官庁が唖然とした・・・それが、高槻市バス「幽霊運転手」疑惑。







 日本に居なかったにもかかわらず、その日、高槻でバスを運転していたことになっていた労働組合の幹部。そのカラクリは、勤務割出表に書かれた手書きの2文字・・・「代走」。







 番組スタッフ「『代走』はもちろんお金がもらえる仕事なんですね?」

 内部告発者の現役運転手B氏「はい、もらえます。」

 スタッフ「どのくらいもらえるんですか?」

 B氏「1万円ですね。」



 組合幹部が労働組合活動で運転を休むときに、組合費から日当1万円を出して代走を依頼。休んだ組合幹部は、のうのうと給料をもらい、ボーナスまで満額で手にする。その詐欺的行為を、高槻市バス現役運転手が内部告発した。



 スタッフ「やってらっしゃる運転手さんとして、どういう感覚ですか?」

 B氏「アルバイト感覚ですよね。」



 停車中のA運転手(労組幹部)のバスに乗り込むスタッフ。「昨年の6月、中国に・・・」

 A運転手「もういいから、あきません。ここじゃ困ります。やめてください。そんなこと、やめてください。」

 バスのドアを閉めるA運転手。



高槻市バス 怒りの追及 第2弾!



 高槻市議会議員・北岡隆浩「点呼表を分析して分かりましたね。まったく同じ組合幹部が、毎日決まったダイヤに乗っている。」



 高槻市でも、「幽霊バス」が蔓延している・・・市議会議員が怒りの告発。







 北岡隆浩「間違いなく詐欺です。」



 京都市「幽霊バス」問題。「これやんけ!出た!幽霊バスが出ました!」



 京都市で大問題になった、「幽霊バス」改め「組合役員専用ダイヤ」。労働組合役員が、仕事をせずに、堂々と組合活動をするために仕組まれた、短い時間しかバスを運転しない超ラクチンダイヤだ。



 北岡隆浩「自分達(労組幹部)がやったことを、自分達が詐欺で給料もらってやったことを、全部、交通部当局に押し付けるとはどういうことか。」



 停車中のC運転手(労組幹部)のバスに乗り込むスタッフ。「朝日放送ですが、これは組合役員さんの専用のダイヤですか?」

 C運転手「そう言われたら、そうですね。」

 スタッフ「終わってから2時間くらい余裕があると思うんですが、その時間は何をしてらっしゃるんですか?」

 C運転手「待機してますね。」

 スタッフ「どこで待機してらっしゃるんですか?」

 C運転手「車庫なり、西口の休憩所ですね。」



 「余った時間は職場で待機している」・・・そう言い切った組合役員。本当なのか?



ムーブ!徹底取材。組合役員の怪しい行動を、カメラが徹底追跡!証言を覆す証拠を、ついに撮った!



 疑惑の行動1・・・ある日の行動。みんなで兵庫にお出かけ。

 疑惑の行動2・・・別の日には、組合の総本山(高槻市職労)で、ヒソヒソ。







 勤務時間中に繰り返される、労組幹部達の組合活動。その呆れた実態が、今日明らかになる、ハズでした・・・



 高槻市交通部の建物の前に立つスタッフ。

 「ムーブ!が求めてきたインタビューを、高槻市交通部は、あろうことか、今日2時から設定してきました。放送に間に合わせるには厳しい時間ですが、労使の蜜月の背景に何があるのか、核心に迫ってきたいと思います。」



 ついに火蓋を切った、ムーブ!と高槻市交通部の全面対決!詳細は、明日までお待ち下さい。



(スタジオ)

 昨日の放送では、「幽霊運転手」というのは労働組合の幹部であって、代走で代わりに乗務する運転手に、組合から日当を払い、自分達は市から給料をもらいながら組合活動をしていたということが分かりました。

 今日お届けする予定だったのは、労組役員専用の「優遇ダイヤ」があるのではないか、そして、乗務の後は営業所で待機していると言っているにもかかわらず、営業所を抜け出して組合活動であちこちに行っていることも、私たちの取材で分かった。このあたりはどうなってんねん、という話を今日インタビューしに行っているわけです。

 しかし、午後2時からインタビューを設定されてしまったので、オンエアには厳しかったということです。今インタビューをやっている最中で、情報はまだ入ってきていません。







 勝谷誠彦「社会保険庁のときも、5時からインタビューを設定された。なんかこっちの裏でやりたがるんだよな。」

 堀江アナ「いずれにしても、こういう労組役員専用ダイヤがあり、さらにその間、遊びに行っている。これはちょっとやりたい放題ではないでしょうか?」

 勝谷誠彦「公務員は何の組合活動をしているの?これだけ恵まれた人生を送っておられて。あと何を主張するために、役員が集まってやっているのか。中国に行ったのだって、何をしに行ったのか。中国のバス事情の視察かもしれないけれども、この人達が組合活動と称してやっている内容も、逐一調べたほうがいいと思うね。」




■平成19年9月13日 朝日放送「ムーブ!」



高槻市バス問題・追及第3弾!



市民への裏切りか?労使癒着の実態に迫ります。



(VTR)

勝谷誠彦「公務員は何の組合活動をしているの?これだけ恵まれた人生を送っておられて。」



一昨日、ムーブ!が高槻市バス問題を追及している、ちょうどその時・・・



高槻市交通部で、理事と総務課長から、インタビューを打ち切られるスタッフ。「一方的に打ち切られても困りますけどね、ちょっと!」



高槻市バス「幽霊運転手」疑惑。交通部は、我々のインタビュー取材を、一方的に打ち切った。



スタッフ「ちょっと、逃げないで!」

総務課長「・・・逃げてるわけじゃないです。」



そんな中、ムーブ!に届いた、衝撃の内部情報・・・「公文書公開の過程で、改ざんが行われている」







市民が真実を知る権利を踏みにじる「改ざん疑惑」。事実なら、高槻市政を根幹から揺るがす巨大な火種になること間違いなし。



山本管理者「あなた達の放送された内容が、問題があるのか十分に精査して・・・」



高槻市バス問題・第3弾!市民への裏切りか?労使癒着の実態に迫ります。



(スタジオ)

一昨日の放送中、ただいま取材中であるとお伝えしました高槻市バスの問題なんですが、その結果、なんと、高槻市交通部側が、一方的にインタビューを打ち切ってしまいました。取材班は、今まで体験したことのない異様な状況を味わったと話しています。しかも、この話、ウソにウソを塗り固めていってしまっているために、問題がどんどんどんどん膨らんで大きくなっています。



(VTR)



停車中のA運転手のバスに乗り込むスタッフ。「これ、組合役員ダイヤですか?」

A運転手「ちょっと、困りますね、ちょっと仕事中なんで。もう。」

スタッフ「昨年の6月、中国に・・・」

A運転手「もういいから、あきません。ここじゃ困ります。やめてください。」



正体見たり・・・幽霊運転手



高槻市バスの点呼記録。ここに、その日、運転を休んでいた労働組合幹部の名前が書かれていた。代わりに乗務した運転手には組合から代走費を支払い、休んだ幹部は、高槻市から満額の給料を手にする。



スタッフ「やってらっしゃる運転手さんとして、どういう感覚ですか?」

B氏「アルバイト感覚ですよね。」



このやり口。高槻市バスでは、こう呼ばれている・・・「代走」



高槻市議・北岡隆浩「詐欺ですね、詐欺。間違いなく詐欺です。」



市議会議員も、「代走」は、犯罪的な行為だと指摘する。







市バスに乗り込み組合幹部C氏を直撃するスタッフ。「あの、『代走』というものを頼まれたことってありますよね?」

組合幹部C氏「当局を通して、話を聞いていただけます?」



ムーブ!取材班は、高槻市交通部を直撃した。



高槻市交通部・森塚理事「『代走』は、今年の4月以降については廃止をしていると、いうのが実態でございます。はい。」

スタッフ「どういう理由でやめられたんですか?」

森塚理事「これはもう、今日的な社会状況ですね。はい。過去はそれで通っていたかもしれないけども、今日的にはやっぱりそれが認められるべきではないでしょう。文字通り『代走』ということですね。それは、まあ、本来のあるべき姿ではないと・・・」







公式に認められない組合活動で、幹部が仕事を休むために編み出した、「代走」というもぐりの勤務交代。額にも、のど元にも、汗をかきながら説明する担当者。あくまで、昔話にしたいようです。



スタッフ「税金を預かっておきながら、働いていない職員に対して、給料を支払っていくようなシステムがありますよね?」

森塚理事「ええ、ただもう、すでに、それは良くないからやめましょうと、お互いにやめているわけですね。」

スタッフ「それの責任は誰が取られるんですか?」

森塚理事「まあ、そのへんは今後、よく調べていきたいと思うんですね。」

スタッフ「ええっ?」



労組幹部優遇ダイヤ







停車中のD運転手(労組幹部)のバスに乗り込むスタッフ。「これは組合役員さんの専用のダイヤですか?」

D運転手「そう言われたら、そうですね。」



労働組合幹部は、毎日、同じダイヤを運転している。



高槻市議・北岡隆浩が運転指示票(=仕業表)を示しながら「組合専用ダイヤってやつですけれども、これは他の運転手のものと比べると、非常に時間が短くなっています。車庫に入庫してから(業務終了まで)1時間半から2時間くらいあります。それだけ他のものと比べると、非常に楽なダイヤになっています。」







一般の運転手よりも、2時間近く短い業務。余った時間、組合幹部はいったい何をしているのか。



停車中のD運転手(労組幹部)のバスで。

スタッフ「終わってから2時間くらい余裕があると思うんですが、その時間は何をしてらっしゃるんですか?」

D運転手「待機してますね。」

スタッフ「どこで待機してらっしゃるんですか?」

D運転手「車庫なり、西口の休憩所なりで。」



再び交通部。

森塚理事「日常的に、いろんな組合との交渉をですね、申し入れとか、それをやっておりますので、そういった交渉の場がですね、もちやすいと、いうふうな状況の中で、役員さんのダイヤについては設定していると。」



他の運転手よりも極端に短い乗務を許されている組合幹部。そこには、一つ、条件がある。



谷口総務課長「いつでも呼ばれたら乗務に行ける状態で、この営業所の建物の中で、待機してるということです。」



8月、ムーブ!取材班は、組合幹部の行動を追った。カメラが見たもの、それは、大人しく待機していない、組合幹部の姿だった。



組合幹部のあきれた行動・その1



勤務時間中に営業所を抜け出して、バイクを走らせる組合幹部。向かった先は、高槻市役所地下1階、廊下の奥にある、高槻市職員労働組合の事務所だった。



組合幹部のあきれた行動・その2



JR明石駅(兵庫県)で、電話をかける組合幹部。この幹部はこの日、運転するはずだったダイヤ2往復をキャンセルして移動。向かった先は、明石市交通部の労働組合の大会。







再び交通部の一室。

スタッフ「組合役員さんが、本来待機すべき時間に、待機をしていらっしゃらない日があるんですが?」

谷口課長「おっしゃっている意味が、ちょっと分かりません。」



2つのケース。どちらも高槻市から組合幹部に給料が支払われている。この責任はいったい誰がとるのか?インタビューが本題に差し掛かった、まさにその時・・・



森塚理事「ちょっとまあ時間も考えて・・・」

スタッフ「時間はあるじゃないですか!」



突然取材を打ち切ろうとする交通部。いったい、何故?時計を見ると、午後3次50分過ぎ。まさか・・・ムーブ!がちょうど、高槻市バス問題を、放送で追及し始めた時間だ。



インタビュー強制終了。収穫・・・無し?



谷口総務課長(森塚理事の顔を見ながら)「これでちょっと失礼しましょうね。」

スタッフ「ちょっと待ってくださいよ!ちょっと待ってください、ちょっと待ってください。それは困りますね!そんなん、それは困りますよ!だって、お答えいただいてないんだもん!」



(スタジオ)

堀江アナ「なかなか核心のインタビューのところでは逃げてしまうような感じなんですよ。」

勝谷誠彦「(高槻市職員に向かって)今日も見ていただいているんでしょうか?・・・ええ加減にせえよ!」

橋下徹弁護士(現大阪府知事)「税金を、ホントねえ、どう考えているのか。組合の活動をやるのであれば、自分達の組合で、その費用を徴収してやれって言うんですよ。税金は、公共サービスのために僕らが払うのであって、組合の活動になぜ税金を使うんだ?」

堀江アナ「組合の大会に出るなと言っているわけじゃないですよ。」

橋下徹「やるなら自分達の金でやれって。」







おさらいしてみましょう。まず、「代走」というのは、高槻市が黙認しているもぐりの勤務交代のことですが、高槻市の交通部は「今日的に時代にそぐわないので4月以降はやめた。労使協定に明文化されたものはなく、始まった経緯は分からない。組合から出された“代走願い”は破棄した。長年の労使慣行で行われてきたもので、やめるにあたっても、給料の返還請求も、職員の処分もしていない。」ということです。



堀江アナ「時代にそぐわなくても、今年の4月まではしていたんですね。」

大谷昭宏「横峰パパが、賭けゴルフは前はやっていたけど、議員になってからやっていない。例えば、薬物。昔はやっていたよ、今はやっていない。世の中それで通るなら、刑法は要らないんだよ。」



もう一つ、組合役員ダイヤについてなんですが、午前中のみ乗務する、そして待機時間が長い、特別なダイヤのことでした。これについて、「労使間協議をやりやすくすることと、待機要員が手薄な昼過ぎの時間を埋めるため、組合役員に待機してもらっている。こちらも長年の労使慣行でできたもので、明文化された労使協定はない。」と交通部は答えています。ただこの待機なんですが、「待機者として最近出動したことはない。」ということです。待機しているけれども、実際には運行したことがないということです。







待機というのは、事故や渋滞に備えて営業所内にいることですが、8月24日、組合役員のAさんの行動を追いますと、市役所地下の市職員労働組合へ行っていたことが分かりました。そして、8月21日、組合役員のBという方は、2往復分、本人が運行するはずだったのを、すっぽかして、明石市交通部の組合大会に行っていたということが分かりました。







この事実を、今回、高槻市にぶつけたところ、「そんなことはないと思う」とのことでした。8月21日のケースは、2往復分すっぽかしていますし、組合幹部本人に聞いても分かると思いますし、もしくは当日の運行管理者は分かっているはずなんですが、運行管理者には話を聞かせてもらえないまま、インタビューは一方的に打ち切りとなりました。



堀江アナ「相当隠しているような感じがしますね。」

勝谷誠彦「2往復分すっぽかしているということだが、事故を起こした場合の保険はどうなるのか。そして、実際に運転している人間が違うとなれば、近畿運輸局も指摘していたとおり、明らかに違法行為ですね。」



事態はさらに転換を見せていくことになります。この問題の端緒となったのは、公文書公開請求で出てきた点呼記録表という書類でした。この書類を公開するにあたって、交通部が、交通部ぐるみで、改ざんをしていたという情報が、番組に飛び込んできました。この行為のかなり近くにいた人物からもたらされた情報ですが、その情報の内容を、まずはVTRでご覧下さい。



(VTR)

「証拠書類が、改ざんされている。」



高槻市バス追及の発端となった書類「点呼記録表」。市バス運転手の勤務内容が記載されている。北岡議員の情報公開請求に、高槻市が出してきた公文書だ。



北岡隆浩「情報公開制度そのものをないがしろにしてしまう行為で、非常に悪質だと考えています。」



点呼記録表には、対になるもう一つの書類がある。「勤務割出表」。運転手達が、自分が乗るダイヤを確認する内部資料だ。これをムーブ!が独自に入手した。

組合幹部が代走を依頼してその日、勤務割出表には「代走」の2文字がある。しかし、同じ日の点呼記録表には何も書かれておらず、組合幹部が運転したことになっている。いったいどちらが本当なのか。



ムーブ!への内部告発。「もともと、点呼記録表にも、『代走誰々』と名前がちゃんと書いてありました。でも・・・それが鉛筆書きだったのをいいことに、公開請求をされた直後、交通部の幹部達が、『代走誰々』という文字を、消しゴムで消してしまったのです。」







情報源は、高槻市交通部内部。信憑性は、かなり高い。



北岡隆浩「鉛筆書きで書くってことも、イザとなれば消しゴムで消すことを前提にしているのではないか・・・」







交通部でのインタビュー。

番組スタッフ「内部情報では、鉛筆書きの『代走誰々』という文字を、一生懸命みんなで消していたということですが、本当に消されてないんですか?」

森塚理事「・・・・・・それはちょっと分からない。」

スタッフ「分からない?」

森塚理事「そんなことはないと思うんですよ。」

スタッフ「そうですか。」



昨日、交通部のトップ・山本管理者を直撃した。

番組スタッフ「存在自体はご存知でらっしゃったんですか、『代走』について?」

山本管理者「全く知りません、私は。」

スタッフ「ご存知ではなかった?」

山本管理者「はい。」

スタッフ「情報公開請求された書類に対して、消しゴムで消したのでは?」

山本管理者「全くそんなんやっていません。」

スタッフ「そういう改ざんをしているという情報が入っているんですが?」

山本管理者「全く、全くやってないです、それは。」

スタッフ「それは、言い切られますか?」

山本管理者「言い切る。言い切ります!」

スタッフ「もし証拠が出てきた場合は、職責を賭けて?」

山本管理者「そんな仮定のことには、答えないねえ。」







(スタジオ)

堀江アナ「市民が行政の行為を監視する手段である情報公開の条例の趣旨を、ものすごく踏みにじってますよね。」

橋下弁護士「消したって言ってますけど、消極的に記載したこと、消したということも虚偽なわけですから、虚偽公文書作成罪というれっきとした刑法犯で、思い出せば、社会保険庁の免除申請をちょこっと書き換えたところから、どんどん問題が大きくなったじゃないですか。同じことになりますよ。言い切っちゃって大丈夫ですか。こんな虚偽公文書作成罪なんていう刑法に触れるようなことをやっていながら、あそこまで言い切ってしまえば、それこそ組織の解体になってしまいますよ。」

勝谷誠彦「これ、罪はどれくらいになるの?」

橋下弁護士「今ノートパソコンで調べようと思ったら間に合わなくて(笑)。」

堀江アナ「調べておいてください。」



この点呼記録表なんですが、当初は「代走」と鉛筆書きで書かれていたんです。実際に運転した人が書かれている当初の状態であれば、書類に関して言えば、犯罪というわけではありませんでした。ところが、公文書公開請求がされた後、変わります。運輸課の職員数人が、上層部の指示で、鉛筆で「代走」と書かれた部分を、消しゴムで消したということなんです。これは「代走」という行為の証拠を隠滅するために消したとされるんですが、この結果どうなったか。運輸規則上の違反状態、そして、公開請求された公文書の改ざんという非常に悪質なことになりました。







堀江アナ「これは、高槻市役所の体質の問題でしょうね。」

勝谷誠彦「最初は、組合がひどいねという話だったじゃないですか。けれども、それを容認しているどころか、手を貸しているということが分かりましたね。まさに談合なんですよ、労使双方の。それで市民の税金をしゃぶりものにしているということですね。立ち上がりました、パソコン?」

橋下弁護士「勝谷さんはいやらしくて、僕が情報を引き出せていないときに、狙ってやってきたんですよ・・・1年以上10年以下の懲役ということで」

勝谷誠彦「重いね、意外と。」

橋下弁護士「そうです。社保庁の時も言ったんですが、公務員が公文書を勝手にちょこっと書き換えるということが、どんなに重いことかって、全然分かってないんですよ。堀江さんとか、インサイダーの取引なんていったって、5年以下の懲役ですよ。それの倍くらいの重さがあるってことを考えないとね。」

勝谷誠彦「本当はやっていないことで給料をもらってるってことは、詐欺でしょう。」

橋下弁護士「10年以下の懲役ですね。」

堀江アナ「言った言わないってことで、高槻市はこちらが証拠を握っていないと思っているのかもしれないですね。」

大谷昭宏「高槻市の市民の方で、例えば、先ほど出てきた、がんばってらっしゃる市会議員、あるいは支持者の方達。警察よりも、直接検察庁に告発しちゃえばいいんですよ。すると、告発事案ですから、検察は絶対に相手を呼ばなくちゃいけない。呼んだ時に、我々はカメラを回して、全部言い訳を撮ってやるよ!検事の前で言ってみろ!」

勝谷誠彦「あのね、知ってるんですよ。『やってませんね?』って訊かれた時に、管理者は、『やってません!』って断言してるでしょ?普通は断言せず、『今から調べさせます』って答えるはずなんです。彼も脅されてるのかもしれない。断言しなきゃいけない立場に、彼はいるのかもしれない。だけど、今見てるだろうけど、市民の目の前で、役所としての説明を果たさないのであれば、大谷さんが言うように、お巡りさんに行ってもらうよ。」

堀江アナ「市役所、また市長の責任も追及する形で、取材を進めてまいります。」




■平成19年9月18日 朝日放送「ムーブ!」



「幽霊運転手」問題に端を発した高槻市バス問題ですが、ムーブ!の取材の前に逃げ回っていた高槻市が、とうとう、衝撃の事実を認めました。それは、情報公開で公開した文書がありましたけれども、それを改ざんしてしまったことです。市政の信頼性を揺るがす悪質な行為です。ムーブ!のスクープでご覧いただきます。



(VTR)

記者会見する山本管理者。「私自身、それだったら、それも消していいだろうと。消すことによって、公文書偽造になるということには、私は、ないだろうと。」







高槻市交通部によりますと、改ざんされたのは、市会議員が公文書公開請求で開示を求めた、市バスの点呼記録表です。点呼記録表には、今年3月まで行われていた、労働組合活動のための非公式の勤務交代、いわゆる「代走」の事実が、鉛筆書きされていました。しかし、情報公開請求がされるや、交通部首脳が、消しゴムで消すことを指示。運輸課の職員数人がかりで改ざんをしたということです。

さらに、これだけではありませんでした。高槻市交通部は、組合役員が、勉強会名目で旅行に行くのに、有給の職務免除を認めていました。ところが、公開請求による発覚をおそれた組合側の意向を汲んで、元の書類を改ざんし、過去に遡って、職務免除を取り消したかのように装っていました。







高槻市は、これらの行為にかかわった職員の処分について、厳正な対応をしたいと明言しました。



(スタジオ)

堀江アナ「実は、この番組で取り上げたのがきっかけだったんですけれども、ただの組合役員厚遇だけの話だと思っていたら、話がどんどん大きくなっているようなんですね。」

上村幸治獨協大学教授「公務員の労働組合の厚遇だけではなく、公文書の改ざんということになると、まったくまた違う意味が出てきまして、大変に深刻な問題だと思いますね。」



この問題を最初に「幽霊運転手」という形で取り上げたのは、先週月曜日でした。今日のこの日まで、高槻市バスの対応は、高槻市の対応を含めて、ウソと逃げに終始していたわけです。



(VTR)

9月11日の取材・高槻市交通部を直撃!



一方的にインタビューを打ち切る交通部幹部に、スタッフ「ちょっと待ってくださいよ!ちょっと待ってください、ちょっと待ってください。それは困りますね!そんなん、それは困りますよ!だって、お答えいただいてないんだもん!」



インタビュー取材決裂!高槻市バスの「闇」さらに深まる!



大谷昭宏「カメラを回して、全部言い訳を撮ってやるよ!検事の前で言ってみろ!」



高槻市のウソ、そして隠蔽体質。ムーブ!コメンテーターが指摘!



何を隠したいのか?どこへ逃げたいのか?高槻市バスにとって、絶対に知られてはならない事実。それは・・・「代走」「改ざん」



高槻市交通部・森塚理事「今年の4月以降については廃止をしていると・・・文字通り『代走』ということですね。それは、まあ、本来のあるべき姿ではないと・・・」



正式には認められない組合活動で、運転業務を休むときに使う、もぐりの勤務交代。高槻市と労働組合、暗黙の了解の中、組合役員に損をさせないために続けられてきた「給与詐欺」ともいえる行為だ。



森塚理事「もう、すでに、それは良くないからやめましょうと、お互いにやめているわけですね。」



4月で「代走」はやめた。あくまで過去の違反行為。隠し通せるハズ・・・だった。



8月、市議会議員から届いた、公文書公開請求。高槻市、そして組合役員の焦り。「絶対にバレてはいけない・・・。」追い詰められた高槻市は、最悪の方法で、事実の隠蔽を謀ります。



「高槻市職員が、情報公開文書に書かれていた『代走誰々』の文字を、消しゴムで消していた。」



市職員による公文書の改ざん。ムーブ!取材班に届いた衝撃の内部情報。事実なのか?



市議会で疑惑報道の釈明を終えた、交通部トップを直撃した。



番組スタッフ「存在自体はご存知でらっしゃったんですか、『代走』について?」

山本管理者「全く知りません、私は。」

スタッフ「ご存知ではなかった?」

山本管理者「はい。」

スタッフ「情報公開請求された書類に対して、消しゴムで消したのでは?」

山本管理者「全くそんなんやっていません。」

スタッフ「そういう改ざんをしているという情報が入っているんですが?」

山本管理者「それは全く、全くやってないです、それは。」

スタッフ「それは、言い切られますか?」

山本管理者「言い切る。言い切ります!」







調査もせず、即座に全面否定。ムーブ!コメンテーターは、その矛盾を見逃さなかった。



橋下弁護士「言い切っちゃって大丈夫ですかね?」

勝谷誠彦「お巡りさんに行ってもらうよ。」

堀江アナ「市長の責任も追及する形で、取材を進めてまいります。」



市長宅へ向かう番組スタッフ「おはようございます。」



放送翌日、高槻市長を直撃した。



スタッフ「朝日放送なんですけれども・・・昨日報道したんですが。」

奥本務高槻市長「ええ、それは見ました。」

スタッフ「どういう対応をとられますか?」

奥本市長「調査、調査します。」

スタッフ「公文書の改ざんについては?」

奥本市長「それも、それもやね、関係する話でしょう?」



奥本市長は、公用車に乗り込んで、市役所へ向かった・・・と思ったら、突然・・・







公用車を降りてスタッフをにらみつける奥本市長「これもね、アポイントとるなりなんなりしてね、アレしてもらわんとね、急に不躾にというのは失礼とちゃいますか?」

スタッフ「いえ。」

奥本市長「不躾に、ボッとこう・・・。」

スタッフ「公の立場でらっしゃいますからね。」

奥本市長「そりゃそうですけども・・・」



取材班への怒りをあらわにして、市役所へ向かった奥本市長。しかしこの後、事態は急展開する・・・



高槻市役所、2階。市長室、朝9時。交通部ナンバー1、山本管理者と、ナンバー2、森塚理事が、市長に呼び出された。



スタッフ「交通部の首脳が市長室に入って、およそ2時間が経過しました。報道内容に関する報告が、未だに行われている様子です。」



何かを運ぶ女性職員。手には、お弁当箱が3つ。市長室に消えた。昼食をとっての長期戦か?取材班が確認すると、







スタッフ「帰られました?」

秘書課の職員「今ちょっと姿が見えないんですが。」

スタッフ「そうですか。」

秘書課の職員「はい。」

スタッフ「向こうから出る道もあるわけですね、そしたら?」

秘書課の職員「はい。非常用の、非常用のと言ったらおかしいですけれども」

スタッフ「非常用?」

秘書課の職員「非常用のがありますけれど、今ちょっと見たら、いらっしゃらないようなので・・・」

スタッフ「そうですか。分かりました・・・(カメラに向かって)朝から市長室に入っていた山本管理者と森塚理事ですが、ここを通らずに、我々の眼をかいくぐって、裏口から出たということです。」



あくまで、直接取材を避ける、高槻市交通部の幹部達。取材班は、労働組合本部を直撃しました。



スタッフ「朝日放送ですけれども・・・突然来て、恐縮です。すみません。」



ついに実現した、労働組合委員長へのインタビュー。全ての疑惑が、これで解明できる・・・はずでした・・・



スタッフ「(点呼記録表を)改ざんしていた、ということを放送したんですけど、それはご覧になられました?」

高槻交通労働組合・高橋修二執行委員長「テレビですか?はい、テレビ見ました、はい。」

スタッフ「その事実はご存知ですか?」

高橋委員長「いや、知らないです。」

スタッフ「ご存じない?」

高橋委員長「はい。」



改ざんへの組合関与をきっぱりと否定した委員長。「代走」、そして組合幹部優遇ダイヤの責任を問うと・・・



スタッフ「組合としてはどうお考えですか?」

高橋委員長「それについては、今のところノーコメントということで・・・」

スタッフ「組合4役がやられたことについて、どういうお考えだったのか?」

高橋委員長「まあ、あの、今日のところは・・・」

スタッフ「今日のところはじゃなくって・・・」

高橋委員長「まああの、とにかくノーコメントということで、でね、ある程度・・・」

スタッフ「それはおかしいですやん!」







高橋委員長、ノーコメントのまま、席を立ってしまいます。



高橋委員長「後日、お話しますので・・・」

スタッフ「ちょっと待ってください!それ、ちょっと待ってください高橋さん、それはおかしくないですか?」

高橋委員長「また後日お話します・・・」(ドアを閉め、逃げていく高橋委員長。)



高槻市、そして労働組合は、隠蔽と逃げを、永遠に続けるのか・・・そう思いかけたムーブ!取材班に、高槻市からFAXが届いた。



高槻市交通部・担当森塚。

「点呼記録表に『代走』という文字を鉛筆書きされていたものが消されたという事実が判明しましたので、現在調査中でございます。」



そして、今日、高槻市バス「公文書改ざん疑惑」への釈明は、奥本市長へのインタビューから始まりました。



スタッフ「交通部からはどんな形の説明があったのでしょうか?」

奥本市長「それは、消したことは認めています。ただ、問題は、それだけじゃなくて、メモ書きとか、注意書きをした部分も含めて、消したと、いうことの報告は受けています。」

スタッフ「その公文書公開請求が、踏みにじられてしまったということは、かなり重大なことではないのかなと思うんですが?」

奥本市長「『改ざん』というより・・・消したということは事実ですけれどね、これをこちらへ書き換えたとか、置き換えたとかというものではないわけですよね。」







(スタジオ)

高槻市が行った改ざんについてこちらで説明をします。組合の行事など組合活動に出席するために、勤務を休んだ組合役員は、非公式に、別の運転手に「代走」ということで、もぐりで交代を依頼していました。「代走」で実際に運転した運転手には、日当が出されていましたが、それを出していたのは労働組合でした。勤務表上は、休んでいた組合役員が運転していたことになっており、給料は、組合役員に、高槻市から出ていました。こうした給与の詐欺的行為を市も黙認していたのです。

この事実をつかんだ市会議員が、公文書公開請求を行いました。すると、出てきたのは、勤務表に当たる「点呼記録表」というものだったのですが、当初この「点呼記録表」には、鉛筆書きで「代走誰々」の文字がありました。しかし、このことがばれるのをおそれて、公文書公開請求の後に、運輸課の職員が総出で、「代走誰々」の文字を消しゴムで消してしまいました。







堀江アナ「これはとうとう認めましたね。」

勝谷誠彦「認めましたけど、市長の認め方が、消したというのは、書き直したのではないから改ざんには当たらないのだろうということでしょうけれども、これは明らかに改ざんに当たります。市民の公文書を見たいという行為を踏みにじる極めて悪質な行為ですから、これで市長も一蓮托生になったと思わざるをえません。あれを認めてかばってしまったということは。」

堀江アナ「そうですね。何のための公文書公開請求なのか。」

勝谷誠彦「こうなると、今回はたまたま『代走』という文字を消したということだけれども、高槻市が出してくる公文書というのは信用できるのかという、根本的な問題になってくる。他のはどないやねんという話です。」

堀江アナ「実は、もう一つ、こちらに申請書というものがあるんですけれども、一番下の部分に『取消』というふうにして、総務課長の判が押されているというものがここにあるんです。後から付け加えられたものですが、これも改ざんされたということになるんじゃないでしょうか?」



組合の役員が、今年の5月に、「勉強会」の名目で、富山県の黒部に旅行しました。もちろん単なる旅行ではなくて、組合の職務として旅行をしたわけです。この件に関して、高槻市交通部は、当初、有給の職務免除を行っていました。ところが8月になって、この件が、情報公開請求されると、組合役員が、“職務免除の取消し”を依頼したのです。すると、総務課長が、5月に取り消したように、手書きで改ざんを行っていました。







堀江アナ「これ、書き換えたとすると、有印公文書偽造ということになるのでしょうか?」

須田慎一郎「間違いないでしょうね。先ほど市長が『書き換えたならともかく』と話をしていましたが、元あったものを変えたら、すでにそこで改ざんなんですよ。その目的が、『代走』を隠蔽したい、5月に取り消したように装いたい、これは明らかに改ざんで、こういうことを充分に熟知しておかなければならない行政のトップが、こんなに低いレベル認識で、よく行政を動かせるなという気がしますね。」

勝谷誠彦「先ほど市長に訊いた時点では、この“職務免除の取消し”については知らなかったのかもしれないね。市長は『消したのは改ざんに当たらない』と言っただろ?『書き換えたならともかく』とあの市長言うたやろ?これは書いたんやんか。これはどない説明すんねん。ああいうふうに言った以上、市長はもう言い逃れできないよ。しかも、この書類、横に課長の判が押したあんねん。有印公文書偽造・同行使!」



交通部トップの山本管理者に、先週の水曜日、委員会の後で、ムーブ!が直撃取材を行いました。その時に「開示書類を消しゴムで消したという情報もあるが?」と尋ねると、「全くそんなことはやっていません!言い切ります!」と答えました。これについて、木曜コメンテーターの橋下弁護士は「断言して大丈夫なのか?」、勝谷さんは「誰かに脅かされているのかも?」とおっしゃいました。







勝谷誠彦「我々が本当のことを報じているのだから、こういうことになるのは分かっているわけじゃない。それなのに、調べもしないで、自分の職を賭して言い切るということは、言い切ることが前提なわけで、ああいうことを言わざるをえない力関係が、組合との間にあるのか、市長との間にあるのか。あの後取材したところによると、市長と山本管理者というのは、昔から仲がいいらしい。そんな中で、皆がかばい合う負の連鎖が、今日に結びついている気がするね。」



消しゴムで消す、書き加える。我々はあえて「改ざん」と言いますが、誰が実行したのか、高槻市の幹部を直撃しました。



(VTR)



消しゴム改ざん、誰が指示した?



給与詐欺行為ともいえる「代走」。証拠隠滅は、誰が指示し、誰が実行したのか?



山本管理者「代走については、正式には、当局としては認めていない。私自身、それだったらそれも消してもいいだろうと。消すことによって、まあ、公文書偽造になるということには、私はないだろうと、最終的に私の方で、それも消しなさいと、そして公文書として出すようにしようと。隠す目的で、消しゴムで消したという認識は、まったくございませんので、あの、今おっしゃられていることについては、やはり認識は違うと、このように考えています。」







職務免除は、なぜ取消した?



職務免除をとっての、組合幹部旅行。発覚をおそれた、高槻市幹部ぐるみの公文書偽造は、事実なのか?



谷口総務課長「実際もう職務免除として認めていたわけですから、それを取り下げるということは、5月15日にさかのぼってですね、取り下げさせていただくということで、決裁文書に、その旨、取り下げと、5月15日で取り下げと、いう形を付記させていただいて、あわせて有休処理をさせていただいたということです。」



不祥事の責任は、どう取る?



交通部幹部、そして奥本市長。高槻市と労働組合。労使が結託して犯した、不祥事の責任は、誰が取るのか?



山本管理者「これは私が責任者ですから、私が厳しく自分自身反省すると同時に、やはり責任というのも、十分に感じております。また、職員についても、そういった分で、調査結果を見なければ分かりませんけれども、調査結果が判明した段階で、まあ、できるだけ早く、厳正に対応したいなと、このように考えています。」







(スタジオ)

堀江アナ「あれだけきっぱり『ない』って言い切った人が、変わりますね。」

勝谷誠彦「公文書や、判子を押すということについての、重さというものを認識していない。決裁というのは、その日に決裁したから、日にちが入って、判子をついているわけですよ。さかのぼって、もう一回判子をつき直したら、それは決裁文書じゃないわけですよ。」

堀江アナ「公文書を請求しました、鉛筆書きのところを消しました、あるいは書き加えて判子を押しましたっていうことで公開するのであれば、何だってできるじゃないですか!」

上村幸治教授「さっき、さかのぼって処理したと言っていましたけど、さかのぼって処理したのであれば、さかのぼって処理したことをそこに書き加えて、そして理由を書いて削除しますということを書き加えれば、まだしも一片の良心は感じられますけれど、そういうことをしないで、山本さんという方が、自分の判断でしました、誰に指示したのかということも一切明らかにしない、非常に不誠実な対応だと思いますね。」



実は、この市の報告に対して、公文書公開請求をした北岡市議は、こうコメントしました。「改ざんを認めたことは評価するが、最初の報道から1週間もの間、ウソにウソを重ねたことには悪質性を感じる。刑事告発と住民監査請求の準備を進めたい。」



堀江アナ「これね、市長がいろいろと言葉を濁しているところが、余計嫌ですね。」

須田慎一郎「珍しく市長に対して優しい言葉を使っていますね。濁しているんじゃなくて、隠している、隠蔽しているわけですよ。市議ももう少し踏み込んで、市長に対するリコール請求にまで踏み込んでもらいたいなと。要するに、今回の一件は、市長が事態を容認し、それを隠蔽することを半ば認めてしまったような、そういった組織の構図にそもそも問題があるわけです。もしもこうした問題行為、今回の『代走』というのは税金食いですよね、要するに、我々の血税を盗んだのと同じわけですから、泥棒したことを、皆でよってたかって隠そうとしたことに問題がある。絶対に許すことは出来ない。これを隠したことに関する最大の責任者は市長なわけですよね。」




■平成19年9月18日 朝日放送「ニューズゆう」高槻市バス・労組幹部の「代走」を証拠隠滅





















■平成19年9月19日 NHK「おはよう関西」高槻市 公文書を消しゴムで消す















■平成19年9月19日〜 【各紙】高槻市バス「幽霊運転手事件」に関する一連の報道






































posted by 北岡たかひろ at 22:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 高槻市バス「幽霊運転手」事件 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月07日

高槻市の副市長らが公用車で料亭での酒宴に参加

■概要

高槻市バス「幽霊運転手」事件を調査中の平成19年8月20日、労働組合の幹部の動きを追っていたところ、京都のとある料亭に入っていく姿を目撃。何かあるのかとしばらく様子をうかがっていると、次々に、高槻市の幹部と労働組合の役員らが料亭に集まってきました。2人の副市長、教育長、交通部管理者の計4人は、運転手付きの高級な公用車で乗り付け、さらには2人の女性コンパニオンも・・・

私が議会でこの件を追及したところ、副市長らはこの宴会を「公務の一環」と主張。しかし、市職員だけの宴会が公務とはいえるはずがない。女性コンパニオンも必要がないはず。

1人1万円の食事代は各自が私費で払ったそうですが、運転手を残業させての公用車使用は、不適切極まりない行為。

私が住民監査請求をした結果、かなり以前から、こうした宴会への出席に公用車を使用してきたことも判明。けれども、高槻市側は、私に対して「あなたに話す筋合いはない」「記憶が定かでない」等と、不誠実な回答をするばかり。

やむなく私が訴えた住民訴訟で、大阪地方裁判所は、副市長らの公用車使用を違法と認定。副市長・管理者・教育長に対して、運転手職員の残業代等を損害賠償請求せよとの判決を下しました。


※平成23年4月14日にあった控訴審の判決では逆転敗訴しましたので、上告します。


▼関連報道

■平成22年10月14日 【毎日新聞】住民訴訟:料亭に公用車、違法 「懇談、公務関連なし」−−大阪地裁判決

大阪府高槻市の副市長ら市幹部による公用車使用の違法性が争われた住民訴訟の判決で、大阪地裁(吉田徹裁判長)は14日、「成果が明確でない飲食を伴う懇談は職務との関連性が認められず、公用車の使用は不法行為に当たる」との判断を示した。

市民オンブズマンが職員労組との会合に出るため公用車を使用したのは違法として、運転手の時間外手当など約16万円を返還させるよう同市に求めた。吉田裁判長は副市長ら4人に対して、7330円を請求するよう高槻市に命じた。

判決によると、副市長2人(1人は当時)ら市幹部4人は07年8月20日、公用車2台で市役所から京都府大山崎町の料亭に行き、職員労組の役員らとの会合に出席した。

吉田裁判長は「意見交換の結果を示した文書もなく、当初から酒席として開催されたもの」と判断。運転手の時間外手当6916円とガソリン代414円を損害と認めた。飲食代は参加者が各自で負担したとされ、訴訟の対象ではなかった。

オンブズ代表の北岡隆浩市議は「市民に隠れて私的に公用車を使わないよう断罪する判決だ」と話した。【日野行介】





posted by 北岡たかひろ at 15:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 公用車で京都での宴会に出席した問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

市職員が勤務中に給料もらって労組活動等

■概要

高槻市バス「幽霊運転手」事件で、交通部(市バスを所管する高槻市役所の部署)において、市職員の労働組合活動に対して、違法に有給で職務専念義務を免除する、いわゆる「有給職免」)がされていることが分かりました。

この違法な有給職免が、他の部署でも行われているのではないかと疑い、調査してみると、市長部局・教育委員会・水道部でもされていることが判明。交通部の有給職免でも見られた温泉旅館で宿泊して行う集会や、スポーツ大会の主将会議・抽選会といったもの、3人もの市職員が同じ日程で部落解放に関する全国集会に2泊3日で参加していた例もありました。

高槻市側は、労使で密約を交わしていたことなどを挙げて、合法だと主張しましたが、大阪地裁は違法と認定。職員のみならず、市長ら行政のトップにも損害賠償請求を命じる判決を下しました。

高槻市はこの判決を不服として控訴。しかし何故か、市長らは、地裁判決どおりの金銭を賠償・返還。ところが、控訴は取り下げないというのです。

このようなことをされると、「訴えの利益」がなくなり(原告の請求どおり金は返したということで、裁判をする意味がなくなる。)、裁判上は、訴えた私のほうが負けになって、訴訟費用等も全額負担しなければならなくなる。高槻市側は、無理やりにでも勝訴を得るために、こうした卑怯な手段をとったのです。高裁の裁判長も「こんなことは初めて」と漏らしました。

その不当性を裁判で訴えたところ、大阪高裁は、訴訟費用のほとんどを高槻市側が負担せよと判決。毎日新聞が報じたとおり、まさに、「名ばかり勝訴 実質敗訴」。実質的に私が勝訴したのです。


▼関連報道

■平成22年3月8日 【毎日新聞】「違法給与」返還も 高槻市 訴訟継続−−大阪高裁



■平成22年5月28日 【毎日新聞】名ばかり勝訴 実質敗訴




2011年04月10日

市の施設に長年タダで入居していた連合高槻

■概要

交通部の労組の委員長が、連合高槻主催のゴルフコンペに違法な「代走」で出席した件について、朝日放送「ムーブ!」のスタッフが連合高槻を取材することになり、そのついでに私と書類などの受け渡しをしようということになりました。「連合高槻の事務所のある厚生会館に来てください」と言われたのですが、まったく場所が分かりませんでした。

「厚生会館」という建物をご存じない市民の方も多いはず。この会館は、高槻市職員の福利厚生をはかる目的で設置されている市職員専用の福利厚生施設であり、一般市民は利用できません。私もこの件があるまで、厚生会館の存在を知りませんでした。

何故、連合高槻が、この厚生会館に事務所を構えているのか。どのような契約や許可がされているのか。・・・担当職員に尋ねたところ、高槻市職員の互助団体である「厚生会」が、高槻市から委託を受けた厚生会館の管理運営業務の一部を、連合高槻に対して、再委託しているとの答えでした。

ところが、連合高槻は、厚生会館の管理運営業務など、一切していませんでした。つまり、再委託契約とは名ばかりであり、連合高槻にタダで市有施設を遣わせるための、詐欺的な架空契約だったのです。

事務所や会議室などを借りれば、当然、それ相応の賃貸料を払わなければならないのが世間では当たり前。しかし、連合高槻とその関係団体は、長年にわたって、市有施設を、無料で独占的に使用してきたのです。

また、連合高槻は、高槻市から補助金を受け取っていましたが、市に対する決算報告と、内部向けのそれが矛盾していました。つまり補助金詐取の疑いがあるわけです。連合高槻の事務局長は、テレビ局に対して、内部向けの報告が間違っていたと弁明しましたが、後日、市向けも内部向けも、両方とも間違っていたとして、訂正しました。非常に怪しい会計がされていたといわざるをえません。

私が住民訴訟を起こすと、連合高槻は厚生会館を退去。大阪高裁は、連合高槻への再委託を承認した市長の行為は違法と認定し、その判決が確定しました。

ところが、高槻市は、連合高槻が占有していた部分を、「労働福祉課分室」とする要綱を作成し、以前とほぼ同様に、連合高槻関係の団体に無料で使用させていることが、私の調査で明らかになりました。何故にそこまで連合高槻を厚遇するのか・・・この「分室」の違法性については、現在、住民訴訟で争っています。


■平成19年11月27日 朝日放送「ムーブ!」 〜高槻市と連合高槻との奇妙な関係〜

<スタジオ>
 堀江アナ「高槻市の幽霊運転手バスですね、バスの幽霊運転手問題を取材していて、気が付いたことがありました。」
 関根アナ「はい。高槻市と労働団体・連合高槻が、なんだか奇妙な関係なんです。」

<CM>
<VTR>
 ムーブ!がスクープした高槻市バスの問題。
 (バスで休憩中にムーブ!の突撃取材を受ける労働組合の幹部A)「あきません、そんなんもう、ちょっとここじゃ困ります。やめてください。そんなことやめてください。」
 自分がバスを運転したことにしながら、「連合高槻」の訪中団に参加していた「幽霊運転手」。
 (ムーブ!のインタビューに答える労働組合の高橋委員長)「それについては、今のところ、ノーコメントということで・・・」
 ムーブ!の取材から逃げ回る交通労働組合の委員長は、給料をもらって、「連合高槻」主催のゴルフコンペに参加していた。
 不正行為の裏で必ず登場する「連合高槻」とは、いったいどんな組織なのか。ムーブ!が取材を続けたところ、不可思議な事実が判明した。
 継続追及!高槻市問題。市と労働団体との不可解な関係。



<スタジオ>
 堀江アナ「幽霊運転手から、公開された公文書の改ざんという前代未聞の問題に発展している高槻市ですが、さらに取材をしていたところ、またも、不思議な現象にぶち当たってしまいました。」
 上田アナ「そもそもムーブ!が高槻市を取材するきっかけとなったのは、9月10日に放送されました幽霊運転手、これ幽霊でも何でもなくて、組合の役員のことなんですが、つまり、『代走』ヤミの勤務をして、正規の給料をもらいながら、なんと、『連合高槻』の中国訪問団に参加していたというものでした。
 さらにこちら、10月23日、交通労働組合の委員長が、『代走』やはりヤミの勤務で、正規の給料をもらいながら、『連合高槻』が主催するゴルフコンペに参加していたということなんですね。



 こういった不正が見つかる度に出てくる『連合高槻』という団体なんですけれども、じゃあ、ムーブ!がですね、このゴルフコンペについて事実関係を確認しようと『連合高槻』を訪れました。すると、不思議なことが分かったんです。
 それはですね、『高槻市職員厚生会館』という、高槻市がもっている建物の中に、『連合高槻』の事務所があるということなんですね。そもそもこの『連合』というのは、民間企業の労働組合が加盟する労働団体です。選挙では、特定の候補を支援することで知られています。なのに何故、市がもっている建物の中にこの『連合高槻』が入っているのか。高槻市とはどういう関係なのか。追及すると意外なことが分かりました。」



<VTR>
 乾アナ「(厚生会館の門前から高槻市役所の庁舎を見ながら)高槻市役所から国道171号線をはさんだ反対側、程近くにあるのが、こちらです。高槻市職員厚生会館。入ってみます。」
 職員の福利厚生のための建物。高槻市は、職員厚生会に管理を委託しています。



 乾アナ「(厚生会館の玄関から1階の廊下を進みながら)この建物の中に、民間企業の労働組合も加盟するという『連合高槻』という団体が入っているそうです・・・どこかな・・・あ、ありました!『連合 事務局』と書いてあります。こんにちは〜。失礼しま〜す。」
 (1階の小会議室や連合高槻の倉庫になっている1階資料室の映像)「連合高槻」は、高槻市職員厚生会館の中の、4つの部屋を占有しています。しかし、家賃は「ゼロ」。その訳は、これらの部屋の管理を、厚生会から再委託されているという形をとっているからなんです。





 (3階集会室の前に立つ乾アナと連合高槻事務局長の巴氏)乾アナ「(集会室の中を覗いて)おおっ、広いですね!」
 巴氏「ええまあ、それでもあの、人数によっては一杯で、ここが使えないと、いう時もありますよね。」
 乾アナが感心したのは、部屋の中が塵一つなく掃除されていること。
 乾アナ「お掃除とかって、どなたがされているんですか?」
 巴氏「ええっと、一応、厚生会館のここの方がやっていただいているというのが・・・」
 スタッフ「連合高槻さんが、ここの管理を再委託されているのであればですね、掃除も連合高槻さんでされるというのが筋なんじゃないですか?」
 巴氏「あ〜、ま、そう、そういう考え方ね、はい。まあ、そう、まそう、確かにそうですね、そういう面ではね・・・」
 何故か口ごもる事務局長。どうしてこの建物に、連合高槻がこんなあいまいな契約で入居しているのか。建物を所有する高槻市は・・・
 高槻市総務部人事課・平野徹課長「建物全体の、え〜、元々の建設目的としたら、そういうことが、福利厚生?のための施設と、いう考え方は当時あったと思うんや。高槻市がね、行う労働施策、として、その、労働センターをもつと、いうのは施策として元々もってた。で、今なおあると。その、施設の部分に限って言うたら、どこでやるかって、いうたときに、市民会館でもよかったし、厚生会館でも・・・変な言い方ですけど、労働施策はどこでやってもいいんですね。」

<スタジオ>
 勝谷「何言うてんのかよく分からんね。」
 堀江アナ「職員の福利厚生のためなのに、労働団体、それも民間も含めてということになると、上村さん、ちょっと、目的外使用の感じがしないでもないですね。」
 上村教授「完全にそうですね。元々、総評の時代からね、連合に移っていくんですけど、私、地方都市で連合とか総評の事務所に行きましたけどね、こんなところ使ってなかったですね。狭いところで、でも、それなりの組合としてのプライドみたいなものをもってね、自分達は、政府というか、行政とは距離を置いているんだということを、どっかで、彼らはプライドをもってましたけどね。」
 堀江アナ「自分達のもっている組合費で集めたお金で、自分達で建物を借りて、で、そこでかかる経費は自分達でもつ。」
 上村「それをしないと自分達の主張はできないと。彼らは、そういう考え方をもってましたけど、今のを見ているとまったく様変わりしてまして、驚きましたね。」

 上田アナ「もう一度こちらでまとめてみます。
 そもそもこの高槻市職員厚生会館という建物は、市の職員の福利厚生のために建てられた、高槻市の建物で、用途は条例(番組では条例とされたが正しくは「高槻市職員厚生会館管理規則」という規則)で福利厚生に限定されているものなんです。
 で、高槻市なんですが、この建物の管理を、高槻市職員厚生会というところに委託しています。委託料も発生して、年間約821万円だということなんですが、実はですね、この厚生会なんですけれども、高槻市の人事課職員が役員を務めているということになりますと、この厚生会と高槻市は、もう一心同体、同じだと見ていいと思うわけですね。ということは、ここは高槻市ということになります。
 で、連合高槻はこの建物の一部を使用しているんですが、家賃はゼロ円。発生していない。部屋を借りているのではない。どういうことなのか。それは、この高槻市から、一部の部屋の管理を、再委託されているような形をとっているということなんです。
 だったらば、逆にですよ、ここ(再委託)にはですね、委託料が発生しているのかと思いきや、それは、ゼロ円だということなんですね。で、しかも、この管理エリアの掃除なんですが、連合高槻が委託されているからやっているのかなと思いきや、こちら、高槻市職員厚生会というところがやっているということなんです。
 さらに、連合高槻は、政治活動も盛んに行っています。例えば、今年の統一地方選では、奥本高槻市長・5人の市議らを支援して当選させているという形になります。



 一方で、この、高槻の職員厚生会館という建物なんですが、使用規則8条というところに、『政治活動を行わないこと』と書いてあるわけなんですね。にもかかわらず、高槻市自身が、こういう組織を、市の建物の中に居候させているという形になっています。」

 堀江アナ「現職の市長を応援する組織が、市の施設を、基本的にタダで使っている。いかがですか?」
 須田慎一郎「選挙活動も盛んでね、応援するとかしないとかという以前に、以前にですよ、高槻市と高槻市職員厚生会が一体であるならば、要するに、行政が特定の民間人、特定の法人に対してですね、便宜を図るというのは違法行為なんですよ。タダで貸すっていうことですから。」
 堀江アナ「タダで貸してあげただけじゃなくて、掃除までしてあげてる。」
 須田「ええ。要するに、特定の団体に対して、そりゃあみんなさあ、高槻市からいろいろと恩恵を被りたいんだけど、ここだけにそれをやっているということは、明らかに、公務員法から照らして合わしてみて、違法行為だと言っていいと思いますね。」
 勝谷「組合員も怒んなきゃいけないですよ。組合って何のためにあるかと言えば、雇っている側から組合の権利を守るためですよね。賃上げ交渉や何かをするために。対立軸がなきゃおかしいわけですよ。それがこんなズブズブの便宜供与を受けているということは、丸め込まれているってことですよ。」
 堀江アナ「連合っていうと、今回その大阪市長選挙で平松さんを応援してますけどね。民主党ということでね。」
 勝谷「連合といわずに、談合と名前を変えたほうがいいですね。民主党について、平松さんについて面白い話があるんだけどね、初めて今回、民主党と自公と対立の構図が出来たじゃないですか。民主党の最高幹部が来て、大阪の連合のトップと会って話したときに、そいつら何て言ったか。今までは自公民3つで組んでやりたい放題やっていたわけでしょ?『中央の政界よりも大阪はずっと早くから大連立を組んでいたんです』って威張ったそうだよ。そういう考え方のところに、緊張感のある政治が出来るわけがないでしょう。」

 上田アナ「そして、さらに驚くべきことがあります。
 この連合高槻の活動費なんですが、ほとんどが、こちら、連合高槻活動費2006年度、123万4072円だということなんですが、ほとんど市の補助金に頼っている、109万3500円だということなんですね。
 で、一方で、こちらなんですけども、連合大阪からも交付金として110万円が交付されているということなので、これを使えば、補助金は、残り15万円というところで大丈夫なんだろうと思われるわけなんですが、何故か必要以上の補助金をもらっているという形になっています。



 労働団体の補助金というのは他の団体でも見られることなので、これ自身は別におかしいということではない、百歩譲ってありだとしても、連合高槻には、もうちょっとおかしいところがある。
 それはですね、補助金を受けるということはですね、市への決算報告が義務付けられていると、いうことなんですけれども、それがですね、組織内部の決算報告と大きく食い違っていると、いうところなんですね。
 組織内部への報告から見ていきます。こちらから見ていきますと、ええ、まあ、収入がありました、支出がありました、ということでいろんな経費があります。繰越金が96万円、100万円近く出ていると、いうことなんですね。
 一方で、内部への報告ではなくて、市への報告のほうを見ていきます。収入がありました、支出のほうがこういうふうにありました、繰越金がゼロ円。全部使い切りましたよというふうになっているんです。
 これよく見ますと、決算時期がずれていますので、まあ半年くらい違いますんで、単純に比較はできないんですけれども、特に大きく食い違っているところで見てみますと、内部への報告、福利厚生活動費13万円、(市への報告は)75万円、ここ大きく食い違っていますよね。60万円くらい違いますよね。
 この60万円、福利厚生活動費のところの内訳を見てみますと、主な福利厚生活動として、5月20日(山崎ハイキング)、6月24日(ボウリング大会)、10月29日(自然ふれあいフェスティバル)のそれぞれのイベントなどがあるわけなんですけれども、そこの部分に関しては、まったくもって(決算の期間が)かぶっているわけですよね。同じ時期にあるわけだから、ここ(の金額)が大きく変わっているというのはおかしいわけです。」



 堀江アナ「その半年以降に96万円使ったのかという話ですよね。」
 上田アナ「この点に関してはすべて重複しているのに、何故か62万円も違うということになるわけなんですね。
 そのことについて、連合高槻に訊いてみると・・・先ほどの巴事務局長なんですが、『私が決算報告をまとめたのですが、内部向けの決算が間違っていた。』つまり、繰越金があるほうが間違っていた。『実際にはもっとお金を使っていました。』と答えています。」



 堀江アナ「須田さん、この弁明いかがですか?」
 須田「もうね、呆れて、何にも物が言えないですよ。決算報告の体を成してないじゃないですか(笑)。内部の報告といえば、一番大事な組合員に対する報告でしょ、これ?内々で、『これだけ使っちゃった』って話じゃないんだから、要するに、それが間違ってて、こっちが合ってます、それをどうやって信用しろと、市への報告を信用しろということなんですか?まったく!」
 堀江アナ「どっちを信じていいのかも分からないですけど、もしかしたら、市への報告が間違っていたら、上村さん、えらいことになりますしね、よりえらいことでしょうね。」
 上村「そうなったら深刻なことになるので、実は、間違っていたのは、内部のほうなんでしょうけど・・・」
 堀江アナ「と、言いたいんでしょうね、ええ、ええ。でも、繰越金っていうのは、あったほうが、彼らにとっちゃあ、便利ですからね。」
 上村「そうですね。何に使ったのか分かりませんけれども、ただ、そういう行事をしたのであれば、行事をした段階での領収書があるはずですから、間違うっていうのもちょっとおかしい話ですよね。」
 堀江アナ「そうですね。間違った報告書に会計監査報告が付いている、杜撰な内部監査とも言わなきゃいけない。」
 勝谷「それだから、これありますけどね、組合員に対しては、これ有印私文書、判子ありますから、有印私文書偽造同行使になりますね、これは。」
 堀江アナ「(勝谷さんの手の書類を覗き込みながら)ええっとこれは市のほうへ出したもの・・・」
 勝谷「ああこれは市のほうの。こっちがそうですか。これもその、事業報告書に、自然ふれあいフェスティバルやなんかがね、どういうことをやったのか、何人参加したのか、内一般から何人と書いてあるわけですよ。これがねえ、不思議な数字なんだよ。切りがいいんだよな。自然ふれあいフェスティバル、参加200人、ぽっきり。地域高槻メーデー、参加、内一般、100人、ぽっきり。随分きれいな数字が出るもんだねえ。」
 須田「これは現金で管理しているはずないから、通帳も出せっていう話なんですよ。それを見てね、要するに、どういう資金の出入りをしているのか一目瞭然なんだから。いやいや金庫の中で現金をやりとりしましたなんていうのは、これはね、怪しいとしか言いようがないですよ。」
 勝谷「市への報告は間違っていないのかもしれないけど、これは逆に市議会の決算委員会でしっかりと見なきゃいけないものだから、市議会で是非追及していただきたい。高槻市民の大事な税金が入っているのだから。」
 堀江アナ「そうなんですよ。市から出ている補助金の109万円というのは、基本的に、市民の税金と考えたらいいわけですからね。」
posted by 北岡たかひろ at 21:55| 大阪 | Comment(0) | TrackBack(0) | 公有施設(厚生会館)不正入居問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月11日

「真の継体天皇陵」今城塚古墳で不可解な随意契約

■概要

「真の継体天皇陵」といわれる今城塚古墳を、高槻市は、国からも補助金を受けつつ、7年かけて公園化してしまいました。その4年目の第4次工事において、入札による契約や変更契約の他に、密かに7980万円の随意契約が交わされていたことが、私の調査によって明らかになりました。

しかも、その随意契約には、とっくに完成済みの工事や、他の遺跡の工事も含まれており、入札による契約や変更契約よりも、割高な工費となっていたのです。市の幹部職員によると、予算残額から逆算して、随意契約の金額を決定したとのこと。市の予算と国の補助金を使い切るためにこんなことをしたのです。

朝日放送のテレビ番組「ムーブ!」がこの問題を報道。「ムーブ!」ディレクターの質問に市幹部はまともに答えられず、奥本市長は予定されていた取材をドタキャン。以後も取材拒否をしています。

この件についても、現在、住民訴訟で争っています。


▼関連報道

■平成20年5月12日 朝日放送「ムーブ!」高槻市の史跡工事で、入札無視の不可解発注!

≪スタジオ≫
堀江アナ「不可解な公共工事の実態が見えてきました。」

≪VTR≫
入札無し!不透明な工事契約!本契約、変更契約、随意契約・・・次々と明るみに出る、工事費の増額。
高槻市議・北岡「最終的には3億になってしまう・・・とんでもない話ですよね。」



仕組まれた契約・・・歴史遺産に突如わき上がった疑惑の真相に、ムーブ!が迫る!

(建設部長と教育委員会参事を前に)スタッフ「最初に考えた3億。偶然の一致?」

≪CM≫

≪スタジオ≫
関根アナ「私達の払った税金を無駄にせず、効率よく公共工事を発注するシステムというのが、もう皆さんご存知、入札制度なんですね。談合など、正当な入札を妨害した場合、その容疑者は摘発される。それくらい大事なシステムなんです。」



堀江「まあ、よくご存知のとおりだと思うんですが、今回ムーブ!に寄せられた工事は、表向きは、ちゃんとした、正当な入札が行われていました。ところが、そう見えるんですけど、実は、裏は、いくらで落札しようが最終的に動く金は変わらないんじゃないかという、骨抜き入札の疑惑が浮かび上がってきたわけなんです。舞台は、高槻です。とある古墳です。」

≪VTR≫
●次々に追加発注・・・”入札骨抜き”の実態
北岡「市民不在の行政が行われていることに、本当に憤りを感じていますね。」

予算の使い方に重大な疑惑がもたれている公共事業。その舞台は・・・今城塚古墳整備事業。
住宅街に突如現れる深い森。今城塚古墳は、淀川流域最大の前方後円墳です。別名、「真の継体天皇陵」。



茨木市・太田茶臼山古墳。宮内庁はここを、第26代・継体天皇の墓だとしています。しかし・・・
(今城塚古墳の発掘現場)市職員「埴輪がまとまって出てきました。」

西へわずか1.3km。高槻市・今城塚古墳で、日本最大の家形埴輪をはじめとする貴重な出土品が見つかりました。学術的には、この今城塚古墳こそが、真の天皇陵だと言われています。

(今城塚古墳のイベントにおいて)奥本務高槻市長「この史跡・今城塚古墳の、公園化を進めておりまして…」

2004年、高槻市は、今城塚古墳史跡公園化事業に着手。7か年計画。整備事業費は30億円。そこに浮かんだ、1つの疑惑。



(北岡へのインタビュー)北岡「議会に、今城塚の第4次工事の契約のですね、変更契約というのが上がってきたんです。契約の変更に係るものだから、契約書を見せてくれと言ったんです。」

手に入れた契約書。そこには異様な契約の実態がありました。

●第4次工事、疑惑の増額契約。

北岡「入札で決まったこの契約と、議会に上がってきた追加の契約と、さらにもう一つ出てきたんですね。それがこれなんですけれども、約8000万円の契約で、しかも随意契約でやられているんです。」



第4次工事の総工費は、およそ3億円。契約は3段階に分かれています。
本契約、1億7640万円。競争入札で、大手ゼネコンA社が、予定価格の78%で落札しました。
それに、変更契約5280万円。議会の承認を得て、そのままA社に増額されています。
さらに、随意契約7980万円。入札もなく、議会に諮ることもなく、およそ8000万円の追加工事が、密かにA社に発注されていました。



北岡「最初は、入札という形でやってますけども、追加とか、随意契約をやって、最終的には3億になってしまう・・・これはとんでもない話ですよね。」

5000万円の変更契約は適正なのか?8000万円の随意契約に問題はないのか?ムーブ!の現地取材が始まった。

(今城塚古墳の現地で)スタッフ「コンクリート?」
市職員「いや、これ、ハニワなんです。全部ハニワなんです。」

埋蔵文化財調査センター・鐘ヶ江所長。
(今城塚古墳のイベントで)鐘ヶ江「古くから伝わっている掛け声だということで『エイシャー』という声、あの…」
市の職員でありながら、今城塚古墳のスペシャリスト。整備事業の現場責任者です。

(今城塚古墳の現地で)スタッフ「地元の人は、もしかしたら『このままのほうがいいよ』という声もあったんじゃないかなと、ふっと思ったんですけど、どうです?」
鐘ヶ江「ここは里山だから、残してほしいというふうなご意見もありました、確かにね。」

鳥が鳴く森を伐採し、魚が泳いだ濠を埋め、今城塚古墳は、その姿を大きく変えています。そこで、見たもの・・・



(今城塚の内堤の上で防塵シートを指しながら)スタッフ「宮川さん、これは何ですか?」
高槻市建設部・宮川室長「これはあの、砂とか、そういうことを、この状況を保護するためにね、最終の仕上げをするまでの間、これを敷かせていただいて、まあ養生をするという形…」



古墳の堤防に延々と敷き詰められた、緑のシート。本当は、工事で舞い上がる粉塵への、周辺住民からの激しい苦情対策として急遽施工されたものです。その事実を隠そうとする、工事担当者。

スタッフ「あれは、計画当初からあったんですか?それとも、やり出して、周りの住民の方からの…」
宮川「住民の皆さんからのね、要請もございましたし、防塵措置として、あれをさせていただいている、ということ…」
スタッフ「することにした?それとも、するとになっていた?」
宮川「はい、させていただきました。」
スタッフ「なるほど。」

この防塵ネットこそ、8000万円の随意契約に潜む、疑惑の主人公なのです。



●疑惑・・・契約の4か月前に工事完了?

大手ゼネコンA社が、周辺住民に配った工事の予定表。去年10月、防塵ネットと張り芝工事の予定が、2本の線で書かれています。終了したのは、23日。しかし・・・
今年2月に結ばれた8000万円の随意契約書。たくさんの工事項目に、紛れ込ませるように、「防塵ネット設置」、さらには「張り芝工事」まで。とっくに終わっている2つの工事が、堂々と計上されています。架空契約ではないのか?



(今城塚古墳の現地で)スタッフ「実際の工事は、その期間においては、終了してたわけですよね?張り芝と防塵に関しては。」
鐘ヶ江「・・・」
宮川「・・・」
スタッフ「10月の段階で終わってるじゃないですか。」
鐘ヶ江「そ、そうですね。」
スタッフ「これは何?無い工事に予算つけちゃったのっていうふうに、一瞬、僕、思っちゃったんです。」
鐘ヶ江「・・・」
宮川「・・・」
スタッフ「そこだけはちゃんと確認しておかないといかん。やってない工事ですか、そこでは?」
鐘ヶ江「そこではね…」
宮川「うん…」
スタッフ「そこの捉え方が高槻市としてどうなんだろうっていうのが、ちょっと、疑問だった。」
鐘ヶ江「・・・」
宮川「・・・」

≪スタジオ≫
上田アナ「こちらでちょっとまとめてみます。昨年の10月から現在も継続中で行われています、今城塚古墳の第4次整備工事なんですが、発注したのは高槻市で、落札をしたのは大手ゼネコンのA社。去年の8月に、1億7640万円で落札をしています。そして、今年の2月になりまして、増額されました。その額が5280万円で、変更契約という形になるわけです。同じく、この今年の2月に、追加されました。その額が7980万円。この数字、あとで重要になってきますので、皆さん、覚えておいていただきたいんですけども。この本契約と変更契約につきましては、議会を通っています。ということなんですが、3つ目の追加された随意契約に関しては、議会を通っていない、報告されていないということになるんです。高槻市の内規では、8000万円未満の工事は部長決裁できるということになっているわけなんですね。



いずれにしても、このA社としましては、最初、1億7640万円だったものが、最終的には3億円の工事になっているということですね。しかも、驚くべきことに、VTRにもありました、3つ目のこの随意契約で結ばれていたところなんですが、この中には、張り芝、それから防塵シートの工事が含まれているんですけれども、今年の2月に結ばれたはずの契約なんですが、工事が始まって間もない去年の10月に、これらの工事は、とっくに済んでいたということなんですね。予想外の事態に対応するための変更ならば、この2番目の変更契約の中に入れてもよかったはずなのに、何故かこちらの随意契約のほうに入っているということなんですが、これを見る限り、もしや、本契約をいくらで落札していたとしても、追加の発注が約束されていたのではないかというふうに思われるわけなんです。そして、この2つ目の変更契約にも問題があります。高槻市では、設計の変更を行う際には、基準がありまして、施行中に発見した不測の事態に対処するため、特に必要なやむを得ない場合のほかは行うことができないということになっているわけなんですね。やむを得ない場合ということなんですが、例えばですね、この本契約では、これ、前方後円墳を上から見たところなんですけれども、石組という部分がありまして、本契約では20.3mだけ石組をしますよということになっていたんですが、ここを、変更契約により、188m追加したということですね。最初これだけしかやっていないというのに、これだけをやむを得ない場合でこうなりましたというのは、ちょっと考えにくい。お金が余っているからこの部分もやっちゃおうじゃないかという思惑というのも考えられます。」



堀江「勝谷さん、やむを得ないっていうところのほうが長いというのは…」
勝谷誠彦「そうですね。いつも言ってますけど、公共事業にたかる連中というのはですね、『公共事業は小さく産んで大きく育てる』って言うんですよ。日本の公共工事の最大の問題は、この、追加、追加、追加なんですね。ダムでも何でも、出来上がってみたら、3倍、4倍かかってるんじゃないかってことはご存知のとおり、典型的なやつですね。最初に、低い額で上手に議会を通しておいてね。」
堀江「そうですね。で、だいたい本契約、予定価格から、宮崎さん、70〜80%くらいが、適正かな、なんてよく言われてますけども、結局こうなっていって、最終的に随意契約でボーンっときてしまったら、結局、何のために入札しているのか。」
宮崎哲弥「ええ、だから、落札率だけ見てても、70%だとかという数字だけを見ていても、勝谷さんが今おっしゃったように、後々、どうなっているのかというのを、それに付随してどんどん随意契約とか契約内容の変更がなされて、そこを議会がフォローできないとするならば、何の意味もない。落札そのものも、どれだけ公開性を高めたところで、何の意味もないということになりますよね。」
上田「今回、ムーブ!では、大手ゼネコンのA社に取材を申し込んだんですが、残念ながら、受けていただくことができませんでした。そこで、高槻市に取材を申し込みまして、この工事の計画と発注のそれぞれの担当者に話を訊いています。

≪VTR≫
●古墳工事で”不可解契約”・・・担当者を直撃

スタッフ「大丈夫です、カメラ回ってますので。」

建設部、竹賀部長。随意契約8000万円の決裁権者です。

そして、市教育委員会、森田参事。古墳研究の第一人者。これまで、高槻市の歴史文化財保護を進めてきた中心人物です。

●規定を破ってまで追加?変更契約の謎



スタッフ「追加の補助金が出たから、追加の工事を頼むというのは、契約変更ではないですよね?追加の事業ですよね?」
竹賀部長「いや、あの、その工事の工程の中でですね、その施工の状況によって、ボリュームの変更というのは、当然ありなんで。」

第4次工事のメインは、墳丘周りの石組です。本契約では、この範囲の工事だけでした。しかし、変更契約で、およそ200mの石組が追加で発注されています。

スタッフ「本契約の中のものをどうにかするじゃなくて、もっと延ばしているじゃないですか。」
竹賀部長「もともと発注していたのを、現場の状況に応じて、ボリュームを増やすっていうのは、これは変更の範囲だと。」

●とっくに終わった工事を計上!随意契約の謎

スタッフ「防塵シート工も、張り芝工も、後で払うからっていうので、今回の8000万円の随意契約の中に、入れ込んだということですね?」
竹賀部長「・・・いえ、それは、まあ、今、結果として、そういう形になってます、はい。」
スタッフ「それは何の問題もないんですか?」
竹賀部長「うん、手続き上は問題ないですね。再入札であれば、こういうことはできないんですね。随意契約だから、ここへ入ったわけですね。」
スタッフ「これがあるから再入札にしなかった?」
竹賀部長「いやいやいや、そうじゃないです。」

4か月前に終わっている工事。その代金を、部長のハンコ1つで決裁できる随意契約に、潜り込ませる。議会や市民の監視の目はまったく届きません。
着工早々に行われた工事の変更なら、変更契約で支払われてもよいはず。

スタッフ「どうして、直近の変更の5000万円ではなくて、1個飛んだ8000万円に、なかなか説明のつかない形で入れるんですか?そこが分からない。」
竹賀部長「・・・(長い沈黙)・・・ちょ、ちょっと、そこは、私もその決裁の中で、そりゃあ決裁権者ではありますけれども、そ、そこにいれた判断というのは、ちょっと・・・」
スタッフ「そこのところは、知らん?分からない?」
竹賀部長「・・・分からない…」



●結局は3億円・・・予算ありきの工事契約。

高槻市は、第4次工事の予算を、3億円で文化庁に申請していました。そして、本契約1億7600万円。変更契約で5000万円増額。随意契約で8000万円増額。ふたを開ければ、結局まるまる3億円の工事費が、ゼネコンA社に支払われる予定です。

スタッフ「この手法は、何ら問題ないんですか?」
竹賀部長「手続き的には問題ないですね。」
森田参事「私も、その、帳尻合わせというふうな、形ではない…」

(北岡へのインタビュー)スタッフ「3億円というものは、もう、最初に決まっている?」
北岡「そうですね。いや、もう、建設部の職員の話では、3億円ありきで、それから逆算をして、この8000万を決めたと。」



(北岡と建設部職員の会話の再現VTR)建設部職員「国から来た税金は使い切ってしまいたい。そのためには、今回の手法しかないんです。」
北岡「3億まるまる使い切れというのは、考えられないんだけど。」
建設部職員「国民感情としては、あり得ないと思う。でも、市としては『国から取ってきた金』という意識があるから。」



(竹賀部長へのインタビュー)スタッフ「ある議員に『3億ありきでした』というふうに、お話をされている方もいらっしゃるわけですよ。」
竹賀部長「・・・」
スタッフ「それは、その職員の方が、肌で感じていらっしゃる、実際そう感じているからだと思うんですけど。それはその職員の感覚が、おかしいんですか?それとも?」
竹賀部長「結果的にそういう数字が出ていますから、そういうふうに捉えられるということは、あり得る話ですわな。」

≪スタジオ≫

上田「取材から見えてきたこの不可解契約の一因として考えられるのは、国からの補助金ではないかと思われるんですが、この今城塚古墳なんですが、整備費の負担は、国が50%、高槻市が50%、半々なんですよね。高槻市は、計画の段階で、国に予算要求として、全体で3億円の工事をやりたいんですというふうに言っていたということなんですが、で、国から認められるのは、その4分の3の2億2500万円だけだったということなんですね。仕方なく、高槻市としては、これを予定価格として入札を行った。すると先ほどのゼネコンが、落札率約80%で、1億7640万円という額で落札をした。つまり、4860万円は余ったという形になるわけですが、ところがこの入札を行った後、2次要求を国に行ったところ、なんと、7500万円が認められたということなんです。つまり、最初から求めていた額3億円そのままが、認められたというような形になったということですね。先ほどの余りと、2次要求の分を足しますと、1億2360万円、これが余ったという形になるんですが、せっかく国からもらったこのお金を、なんとか使い切ろうと、内規で定めました落札額の30%5292万円、ギリギリ一杯の変更契約5280万円。そして、部長決裁でいける、その限度額が8000万円なので、これまた何故かピタリとですね、先ほどの随意契約、ギリギリ7980万円ということなんです。税込にしますと1億3260万円、これが追加となっていたということなんですね。結果的に入札が骨抜きになっているということです。



堀江アナ「花田さん、担当者は帳尻合わせではないですと言うんですが。」
花田紀凱「いやいやいや、これはどう見ても帳尻合わせで、なんで国がこんなものを認めたのかっていうのが、不思議ですよね。余ってるのにさあ。」
勝谷「あそこにね、政治力が動いている可能性がありますね。国が認めたというのはね。」
宮崎「帳尻合わせではないのかもしれないけれど、最初から決まっていたような感じがしますよね。」
堀江「これ、一人の議員が、執念深く、見つけたからこそ出てきた話なんで、議会が全部ですね、来たものは全部スーって流してるようなところだったら、これ…」
宮崎「そもそもね、この公園整備って、必要なんですか?」
関根「里山を斬り捨ててね。」
宮崎「だって、なんとかセンターの方が、里山ですから、これ維持すべきだという声もあったとおっしゃってましたよね。」
関根「反対運動もあったんですよね。」
勝谷「今ね、天皇陵というのは、非常に、宮内庁が管轄していてですね、立ち入りの考古学調査がやりにくいことになっているんですね。ところが、この間から少しずつ緩んできている。これから新しい考古学的事実から、実は継体天皇陵がこちらだったと、いうことになる可能性はなくはないんだけど、その時に、継体天皇の御陵をですね、公園にしてしまって、グチャグチャに公園にしてしまった責任って、誰がとるの?」
宮崎「ここは考古学的には非常に注目されてるんですよ。」
勝谷「確率が高いといわれているんだけど、天皇陵をこういうふうにした責任はだれがとるの?」
堀江「いずれにしても、国は余計な補助金を出し、同じ額の市民の税金が…」
宮崎「無駄に使われている。」
花田「はっきり言って、ゼネコンとの密約があるんじゃないかと疑われるね。」
勝谷「明らかに最初から石組はこういうふうに造ろうとしていた。和歌山の高速道路でありますよね、1か所だけ開通させているの。あれは将来こう延ばしていこうと。手法としては、似てますよね。」
宮崎「これは国と市との関係だけど、例えば、大阪府知事の橋下さんが、暫定予算にした市町村の人達は、とてもやっていけないというふうに、すぐおっしゃるわけじゃないですか。こういう無駄をやっている市町村がね、どうしてそんなことが言えるのかと思いますね。」
堀江「ものすごく、削減しなきゃいけないと思っているところと、ジャブジャブジャブジャブ使っているところと、混在してますよね。」
関根「落差が大きそうですね。」
勝谷「高槻市民は、怒ったほうがいいのと、それとさっきのあれ、答えてないよね。終わっている工事を潜り込ませたのは何なのか。それの決裁をついたのが彼だったら、彼に対して民事訴訟を起こせばいいよ。金返せと。」
堀江「実は、午後2時から高槻市の奥本市長がムーブ!のインタビューに答えるはずだったんですけれども、今日になって、急遽、キャンセルされました。この問題については、引き続き取材を続けていきます。」
勝谷「じゃあ、来週でも、市長、ここに来てもらって、説明してもらおうよ。」
posted by 北岡たかひろ at 07:55| 大阪 | Comment(0) | TrackBack(0) | 今城塚古墳「随意契約」事件 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

高槻市が2億5千万円もの違法な補助金を農協に

■概要

高槻市役所の隣に、高槻市農業協同組合(通称「JAたかつき」)が、新しいビルを建設しました。

ビル建設中の、平成19年12月の高槻市議会。自民党のある市議が、この農協の新築ビルに対して補助金を出すよう要望。するとその3か月後の平成20年3月議会に、補正予算案として、「高槻市農業協同組合の農協コミュニティホール等への整備補助金」2億5千万円が計上されました。新築ビルのホール等を一般市民に対しても農協が有償で貸し出すので、その建設費の半額に相当する補助金を交付するというのです。高槻市の説明によると、農協の組合員と一般市民とで、半々くらい利用するとのこと。

しかし、農業協同組合法を調べ、農協を所管する農林水産省にも確認をしたところ、このような形で、一般市民に対して、農協がホール等を貸し出すのは、違法だということが分かりました。

そこで、3月4日の議会で、違法であると意見を述べて反対。けれども、賛成多数で可決されてしまいました。2億5千万円という大きな額ですので、予算執行がされる前に止めなければと、翌日、住民監査請求を行いました。しかし、高槻市の監査委員は、私の請求を棄却したため、やむなく住民訴訟を提起。

一方、JAたかつきは、補助金交付を申請し、高槻市は交付を決定。あとは、JAたかつきが、補助金の請求書を高槻市に提出すれば、2億5千万円が手に入るという段となりました。ところが、私が訴訟を提起した後、JAたかつきはこの請求書を出さず、土壇場で補助金を辞退。

大阪地方裁判所は、私が住民訴訟を提起したことが、2億5000万円もの補助金の交付決定を取り消すきっかけとなったとして、訴訟費用の2分の1を、被告である高槻市の負担とする判決を下しました。


▼関連報道

■平成20年6月11日 【読売新聞】本店建設の補助金辞退 JAたかつき 一部市議が反発


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池田大作氏に高槻市が条例違反の「国際文化交流貢献賞」を授与

■概要

池田大作氏に対して、高槻市は、平成21年3月26日に、高槻市長名で、「国際文化交流貢献賞」なる賞を、密かに贈っておりました。

国際文化交流貢献賞

財団法人 民主音楽協会
創立者 池田大作 様

貴殿は世界の平和と人類の幸福の実現を目指し
平和・文化・教育の推進に情熱を傾けられ 世界的な御貢献を重ねてこられました。
とりわけ貴殿の設立された「民主音楽協会」が取り組まれてきた
地域音楽文化の活性化へ向けての「地域コンサート」が
高槻市で開催されてより 本年で三十五周年の佳節を迎えることになります
世界の相互理解と友情の深化を草の根の市民レベルで推進してこられた永年に亘る実績は 市民文化の興隆発展に大いに寄与するものであります
よってその数多の御功績をたたえ ここに国際文化交流貢献賞を贈り 深甚なる敬意を表するとともに感謝申し上げ 顕彰します

平成二十一年三月二十六日
高槻市長 奥本務


当日、奥本務高槻市長は、秘書室長らと共に、専用車と呼ばれる運転手付きの公用車に乗って、高槻現代劇場へ赴き、民主音楽協会主催の公演を終了まで観賞した後、「『国際文化交流貢献賞』贈賞式 高槻市」の横断幕が掲げられた舞台に登壇し、上記の賞状を読み上げ、池田大作氏の代理である小林代表理事に賞状を手渡しました。

奥本務さん個人ではなく、「高槻市長」として賞を贈るということは、高槻市民の代表として贈賞するということですが、果たして、この賞の授与について、どれだけの市民の方々が納得できるでしょうか。

この賞には、高槻市の他の賞状にはない特徴があります。まず「様」付けであること(他の賞状の敬称は「殿」)。「創立者」に対して贈るというのも前例がない。贈賞のために市長がわざわざ会場に出向くのも異例です。

最大の問題の一つは、この「国際文化交流貢献賞」が条例違反であること。高槻市には「高槻市表彰条例」というものがあり、平成5年4月1日から施行されています。この条例の第2条では、表彰の種類として、名誉市民賞、特別名誉市民賞、有功者賞、顕功賞、功労賞、特別功労賞、篤行賞の7種類が定められており、これ以外の「○○賞」といったものは存在しません。

つまり、高槻市において「○○賞」というものは、表彰条例に基づくものしか贈呈できないのですから、「国際文化交流貢献賞」などというものを勝手に創作して贈れば、条例違反となります。

高槻市は、この賞を、表彰条例第16条に規定の「感謝状」だと主張。けれども、誰がどう見ても、この賞が感謝状ではないことは明らかで、高槻市の言い分は詭弁というほかありません。仮に感謝状とみなしたとしても、条例で「感謝状」とされているものを、「国際文化交流貢献賞」などと勝手に名称を変更してよいはずがありません。勝手な名称変更が許されるなら、何でもありになってしまい、条例の趣旨が踏みにじられてしまいます。

このような行為は、政教分離を定めた憲法にも抵触する可能性があります。

市長の動機は、宗教的あるいは政治的なものとしか考えられません。まさに行政の私物化です。

現在、この件についても、住民訴訟で争っています。


▼関連報道

■聖教新聞2009.3.28 大阪・高槻市が民主音楽協会創立者・池田先生に「国際文化交流貢献賞」

posted by 北岡たかひろ at 08:41| 大阪 | Comment(0) | TrackBack(0) | 宗教法人名誉会長に市長が贈賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月12日

裏金・副業・市有地の不法占有とやりたい放題

■概要

高槻市の土地・建物は、公有の財産です。これが私物化されるようなことはあってはなりません。ところが、現職市長の支持団体である連合高槻が、長年にわたって、1円の家賃も払わず、市有の施設である「厚生会館」に入居していたということがありました(呆れたことに、現在でも、形を変えて、無償で使用させています)。それ以外にも、次の問題がありました。

(1)市バス営業所内に労働組合が自動販売機を設置し利益を得ていた

市バス営業所内に置かれている17台の自動販売機のうち、何故か4台だけが、市職員の労働組合が設置したものでした。残りの13台は交通部が設置し、その利益は交通部の収入となっていたのですが、労組設置のこの4台については、労組の収入源となっていたのです。私が住民訴訟を提起した結果、大阪地裁は、労組収入分だけ交通部に損害が生じていたと認定。設置を許可した総務課長に対して、損害賠償請求するよう命じる判決を下しました。

(2)市職員が市バス営業所内でユーザー車検の副業を行っていた

公務員は原則として副業が禁止されています。ところが、ある市職員は、市バス営業所内で、1回1万円でユーザー車検代行の副業を行っていたのです。副業だけでも問題ですが、これが市有地内で行うというのですから言語道断。しかし、高槻市は、詳しい調査もせず、処分もしないというのです。滅茶苦茶な話です。

(3)裏金でマッサージチェアや喫煙施設を購入し無許可で市有地に設置

市から補助金を受けていた市職員の互助団体が解散する際、市に補助金分を返還せず、裏金としてプール。その金でマッサージチェアや喫煙施設等が購入され、現在でも、市有地に無許可で設置されています。高槻市はこの問題もあいまいにしたままなのです。

(4)市有地に選挙カーのスピーカー・エロ本・ゴルフバッグ等

私が調査で市バス営業所を訪れると、そこには「本来あってはならない」様々なものが無許可で置かれていました。倉庫には、議員の名前の書かれた選挙カーのスピーカー。立体駐車場の1階のブルーシートで目隠しがされた一角には、バーベルやサンドバッグ、卑猥な成年向け雑誌。ゴルフバッグや小型船舶のエンジン、壊れたバイク・自転車までもが置かれていました。交通部当局はこれを黙認してきたわけです。市有地の管理が極めてずさんであるとしか言いようがありません。

(5)市有地に畑

呆れたことに、市有地に畑が作られ、ナスや芋、キャベツ、唐辛子、イチジク、水菜、大根などが栽培されていました。ホースやひしゃくを使い、無許可で水道も使用。市職員のしわざですが、これについても高槻市はまったく調査をせず、あいまいにしたままです。

(6)公選法違反の「当選御礼」の貼り紙

市有の建物の中にある市職員の労働組合の事務所の前の壁に、社民党や民主党の議員の「当選御礼」が貼り出されていました。こうした行為は公職選挙法違反。市の庁舎でこんなことがされるのは非常に問題です。しかし、高槻市は、まったく調査も処分もしません。


▼関連報道

■平成21年7月11日 【産経新聞】市営バス職員が「副業」 営業所で栽培 ジムや成人誌も



★【産経新聞】市営バス職員が“副業” 営業所にジムや成人誌も

 大阪府高槻市営バスの芝生(しぼ)営業所の職員(運転手)が、営業所内で勤務時間中に、有料で車を整備する“副業”を行っていたことが10日、市バス関係者の話で分かった。職員らは営業所内で一時、正式な使用許可を得ずにジムを作ってバーベルやサンドバッグを持ち込んでいたほか、敷地内に勝手に畑を作っていたことも判明。地方公務員法に違反している疑いがあるが、市は「すでに解決済み」として処分の対象外にしている。

 市営バスをめぐっては、運転手らで作る労組の幹部らが勤務を他の運転手に交代させる「代走」を行っていた問題があり、市議らが平成19年、虚偽有印公文書作成罪で市幹部ら5人を大阪地検に告発している。相次ぐ不祥事に今後、批判を浴びそうだ。

 市バス関係者の話によると、芝生営業所の職員が一日中所内で待機を命じられている勤務日に、所内の駐車場を使い、別の職員が持ち込んだ車を整備。始めた時期は不明だが、1回1万円で請け負っていたこともあったという。市交通部は昨年8月、外部からの指摘で、実際に職員が所内でタイヤを外すなど車の整備をしていたことを確認。ところが、「休憩時間中にやっていたこと」と詳しい調査や処分をしなかった。

 休憩時間であっても副業を禁じた地方公務員法(営利企業等の従事制限)に違反する疑いもあるが、市幹部は「いいことではないが、運転手の間でやっていることなので実態は不明」などと話している。

 一方、営業所内にある立体駐車場のスロープ下には四方をブルーシートで覆い、サンドバッグやバーベルなどのトレーニング機器が設置されていた。中には、成人向け雑誌が置かれていたことが確認されている。

 これについても「職員の違法占有にあたる」との外部からの指摘により、市は昨年10月末、慌てて使用許可を出した。市は「体力作りや健康増進を図る意味でスペースを提供した。手続きの不備はあったが、使用許可をもって是正されている」と説明している。

 また、営業所の一角には今年2月ごろまで、職員がイチジクや大根、ナス、唐辛子などを許可を得ずに栽培し、ホースや柄杓を使って水道を無断で使用していた。周辺住民の指摘により、現在はすべて撤去し更地になっている。


■平成21年12月24日 【産経新聞】解散した互助会が余剰公金800万円で喫煙所
高槻市交通部



■平成21年12月24日 【読売新聞】余剰金で喫煙施設設置 互助団体解散 公金含まれ、批判も




■平成22年3月1日 【産経新聞】公金800万円プール 高槻市交通部 余剰金でマッサージチェア

posted by 北岡たかひろ at 18:55| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 裏金・副業・市有地の不法占有 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

透明なバス?勤務時間を水増しし「ヤミ手当」

■概要

高槻市バスには、仕業票というものがあります。バス運転士の職員が、その日、どういうふうにバスを運行するのか、何時何分にどこを出発して、どこを通り、何時何分にどこに着くようにしなければならないか、そういう運行ルートと時刻が書かれているものです。それをよくよく見ると、おかしな時間・「謎の時間」があることに気付きました。

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例えば、平日の「SA13」という仕業。

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これによると、午前10時46分にJR高槻南に到着することに。しかし、その後、弁天駐車場での休憩時間が12時06分からになっている。この間の80分は、何なのか。



JR高槻南と弁天駐車場の間は、約500メートルしか離れていない。市バスの時刻表を見ると、所要時間は3分となっている。80分も必要はないはず。・・・このように、休憩時間前に、不明な時間が設定されているのが、謎の時間の第1のパターン。

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また、平日の「SA27」という仕業では、バスは、午前11時01分にJR高槻南に到着することになっている。けれども、その後、「弁天駐車場へ回送」「12.23高槻南へ回送」と記されているだけ。12時23分に弁天駐車場を発車してJR高槻南へ向かうのだとしても、11時01分から12時23分の82分間は、どこをどう回送してるのか。・・・・このように、無意味に長時間の回送時間が設定されているのが、謎の時間の第2のパターン。

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なぜこんな時間があるのか。80分もの間、いったい何をしているのか。

その謎を解き明かすために、議員インターンとして私のところに来てくれた大学生達と調査をしました。

80分間、バスを整備しているのか、掃除しているのか、待機しているのか・・・調査をする前にいろいろと仮説を立てました。「もしかすると、バスは、ノロノロと走ってるんちゃうか。でも、そんなノロノロ走っているバスは見たことがないなあ。まさか、透明なバスが走ってるとか?」というような冗談を言っていたので、「透明バス」と仮称することに。

市バスは、JR高槻から弁天駐車場まで、実際には、何分かかるのか。2地点にそれぞれビデオカメラを構えて、バスの出入りの時刻を記録したところ、一番速いバスで41秒、遅いバスでも2分とかかっていなかった。とても80分も必要とは考えられない。

また、この時間中、バスの運転手さん達が何をしているのかも大学生たちと調べました。すると、タバコを吸って、携帯電話をいじって、中には、外出したり、買い物に行ったりと、職員達は、まったくの休憩時間のように振る舞っていました。つまり、この「謎の時間」というのは、「ヤミ休憩時間」としか考えられないわけです。

このように、おかしな時間設定がされている箇所がいくつもありました。

こうやって、勤務時間を水増しして、無駄な給与を職員達に支払ってきたのです。これは組織ぐるみの詐欺か横領ではないのか。

現在、この「透明バス」問題については、住民訴訟で争っています。


▼関連動画

■高槻市バス「透明バス」問題1

■高槻市バス「透明バス」問題2

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posted by 北岡たかひろ at 19:18| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 高槻市には透明なバスが走っている? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

詐欺公約による数百億円の支出を差止めなければ…

「京大農場を買取り、サッカースタジアムを建設し、ガンバ大阪を誘致する」・・・あの詐欺公約の尻拭いのために、税金が数百億円も投じられる可能性が極めて高くなっています。


◆スタジアム不可なら京大農場は買うな!!

京大農場の遺跡の範囲を、市が昨年調査した結果、サッカースタジアム建設は極めて困難と判明しました。となれば、当然、ガンバ大阪の誘致も無理。なのに、数百億円を投じて、京大農場を買い取り、何らかの箱物を造るという、そんな滅茶苦茶な話が進行中です。


◆奥本市長は逆ギレ・市役所ははぐらかし

平成15年の高槻市長選挙で、奥本市長が大々的に掲げたのが、サッカースタジアム建設・ガンバ大阪誘致の公約でした。 この公約の実現性については、当初から「京大農場には貴重な遺跡が埋まっており実現不可能だ」等と疑問視されていましたが、奥本市長は、当選後の施政方針演説等でも、公約の実現を表明。しかし、最近、高槻市が遺跡の存在する範囲を調査した結果、やはり、ガンバ大阪が計画する3万人規模のスタジアムの建設は、極めて困難であることが判明しました。

京大農場のうち史跡指定される範囲

一方で、高槻市は、京都大学とUR(都市再生機構=国土交通省の外郭団体)との3者で、平成21年9月に、高槻市が京大農場を買い取る約束を含む合意書を締結してしまいました。 なぜURが絡むのか。それは、史跡指定される範囲以外の土地については、いったんURが取得して、公園や箱物(運動施設等)を建設した後に、高槻市に売り渡すという形等でなければ、国土交通省の補助金を受けられないからです(国の補助金で外郭団体が儲かる仕組みになっているのです…)。

私は、平成22年11月の史跡整備特別委員会で、市長の公約の実現性や、選挙時に何を根拠に公約を掲げたのか質問しましたが、市ははぐらかしの答弁に終始し、市長は逆ギレ。

平成20年3月10日の高槻市議会本会議で、奥本市長は、

「関西大学の支援についてのお尋ねですが・・・関西大学高槻新キャンパスを実現することで、大学の活力、知力、知的財産を活用した知と文化の拠点の形成、若者を中心とした活気に満ちあふれたまちづくりなど・・・大学進出の経済効果等につきましては、建設時には約7億円、開校4年後には毎年約22億円と試算・・・知の拠点として市民への還元効果が期待されます・・・」


と述べています。

関西大学に関してこう述べて、約40億円もの補助をしました。関大を「知の拠点」とするなら、京都大学という西日本一の学府は、それを上回る「知の拠点」のはず。高槻市は京大による経済効果は算出していないとのことでしたが、少なからず経済的にも地域に貢献していることでしょう。

ガンバ大阪も誘致できず、京大も去っていくことになれば、何のために数百億もの税金を投じるのか。京大移転・農場買い取りについては、全部無かったことにできないのかと、私は昨年12月の議会で質問したのですが、市は、3者の合意書は破棄できないと答弁。 奥本市長が、サッカースタジアム建設・ガンバ大阪誘致という、根拠のない公約を掲げず、あるいは途中で正直に実現不可能だと市民に謝罪していれば、京大農場はそのままで、巨額の税金を投じて土地を買い取る話なども立ち消えになっていたはず。

ガンバ大阪誘致という当初の目的がいつの間にかうやむやにされ、数百億の税金を使って、京大農場や、URが造る箱物を買う話ばかりが進められている。これはまさに詐欺。ガンバ誘致が本当に目的であったのなら、こんなことにはならないはず。市長らの本当の目的は、別のところにあるような気がしてなりません。

議会も賛成派が多数のようですから、この話を止めるには、もはや法的手段しかありません。

※平成23年2月21日、私達は、住民監査請求を行いました。




▼関連報道

■平成23年4月7日 【朝日放送「NEWSゆう+」】引退市長のスタジアム誘致公約 いつの間にか衣替え




■平成20年9月10日 【産経新聞】高槻市 関大に“大盤振る舞い” 新校舎建設など40億円



■平成19年9月22日 【各紙】奥本市長が資産公開で虚偽報告



関大には40億もの大盤振る舞い…産経新聞の取材に、私は、公立校の耐震化が先だと答えましたが、その後、私の調査によって、高槻市がわざと小中学校の耐震化を遅らせていることが判明。私は怒りに震えました。

関大には、高槻市教育委員会の元部長が天下り。市長は大阪医科大から報酬を受領。私立大への支援は、市職員への利益供与の見返りなのか?旨味のない京都大学は、どうでもいいということなのでしょうか?






■平成21年7月29日 【産経新聞】高槻市長、資産報告を誤記載 「事務上のミス」と訂正



 大阪府高槻市の奥本務市長(75)が、自身の資金管理団体に約1500万円を貸し付けながら、市の条例に基づいて公開している資産報告の中では「貸付金なし」と矛盾する記載をしていたことが29日、分かった。高槻市は報告の誤りを認め、同日付で貸付金の項目を訂正。「事務処理上のミスだった」と釈明している。

 奥本市長の資金管理団体「奥本後援会」は平成19年、市長自身から総額2447万1895円の寄付を受けたと、府選挙管理委員会に報告。しかし府選管から「個人献金の上限(1千万円)を超えている」と指摘され、市長からの寄付金を1千万円、残りの約1500万円を市長が貸し付けた金額として処理していた。

 ところが、高槻市が条例に基づいて作成した奥本市長の19年分の資産等報告書では、貸付金欄に「該当なし」と記入。さらに20年分の資産等補充報告書でも、同様に「該当なし」と記し、資金管理団体の収支報告と矛盾する形になっていた。

 高槻市秘書課は「資金管理団体の収支報告では、会計責任者が勘違いしていたようだ」と説明。一方、同課が作成した資産等報告書については「奥本市長からの報告に基づいて作ったが、貸付金の部分で漏れがあった」とし、29日付で貸付金欄に金額を記入した。

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